2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.34 ―帰国生大学入試についてvol.127―

(2012年11月6日 19:15)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」のvol. 94からvol. 122では、首都圏の難関私立大学の4月入学者を対象とした帰国生入試やAO入試などの出願条件などをお知らせしました。これらの入試の多くは筆記試験が終了し、結果も確定していますが、その他の有名私立大学で11月上旬からの時期に帰国生入試を実施するところがあります。


例えば、今年は11月11日に駒澤大学の全ての学部・学科で筆記試験や面接試験が行なわれる帰国生特別入学試験では、「日本国籍、もしくは永住権を有していること」というものの他に、外国の教育制度を採用する海外の高校に在籍した期間や高校卒業から大学入学までの期間などに関する条件を満たすことができれば出願資格が認められます。これについては、次に示すとおり、日本の高校に編入したかどうかで2種類のものが設けられています。


・海外の高校を卒業した場合、最終学年を含めた2学年以上に継続して在籍し、高校卒業から大学入学まで1年半以内であること
・日本の高校に編入した場合、高校に2学年以上継続して、2011年9月1日以降に日本に帰国したこと


※この入試制度では、海外にある日本の文部科学省から認定を受けた高校を卒業した人にも、外国に2年以上在住し、卒業時期が2012年4月1日から2013年3月31日の間であれば出願資格を認めています。



このような入試制度で帰国生を受け入れている首都圏の有名私立大学には、駒澤大学以外に、日本大学や東洋大学、専修大学、神奈川大学などがありますが、多くの場合、筆記試験と面接試験の結果で合否が判定されます。筆記試験には小論文試験と外国語試験の2つの試験で構成されている、もしくは小論文試験のみを受験しなければならないなど大学によって様々ですが(1つの例として、駒澤大学の帰国生特別入学試験の要項へのリンクを以下に貼っておきますので参考にしてください)、合格に必要な論述力や外国語運用能力はこれまでに紹介した大学より低いものですし、競争もそれほど激しくはありません。受験準備を開始した時点での学力が十分なものでないとしても、その後の学習を着実に進めていけば合格する可能性があると言って差し支えないと思います。


【駒澤大学帰国生特別入学試験要項HP】
https://www.komazawa-u.ac.jp/cms/kikoku


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


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