帰国生大学受験セミナー通信vol.15 ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol.38―

(2012年9月19日 15:45)

こんにちは。SOLの余語です。
先週末にICUや上智大学の帰国生入試が実施されたことは前回の記事でもふれましたが、そのために先週は多くの生徒と面接練習を行いました。9月に入り、SOLの帰国生大学受験セミナーでは集団授業を週4日行うように授業スケジュールを変更しています。先週は金曜日を授業がない日としたため、前島と僕で延べ15人の生徒の面接試験の準備を夜までサポートし、翌日の受験に送り出すことができました(僕らと練習していない時間に生徒同士で練習した人もいたようです)。


以前にも説明した通り、SOLでは面接練習を小論文の授業を担当する教師が担当しています。多くの場合、それは以下のような流れで行われます。


①面接メモの作成
SOLでは、これまでに受験した生徒に面接試験に関する調査票を記入してもらっています。そこには、面接官が何人いたか(そのうち外国人は何人いたか)、試験はどれくらい続いたか、そこで使用される教室のレイアウトはどのようなものだったのかといったことを記入してもらいますが、そこには生徒が思い出せるだけの質問の内容やそれに対する答えを再現するための欄もあります。それを基に主要な大学の各学部・学科でよく訊かれる質問をまとめた資料をこちらで作成し、面接試験に向けた準備を始める段階で生徒に配布しています。


生徒は自分の入学を希望する大学や学部・学科で質問された事項への回答を作成し、その内容に関して教師と話し合いをして、実際の面接試験で十分に評価されるようなものに仕上げていきます。なお、この時点で作成するものに関しては、面接官の質問に答える場面を想定して文章化したものではなく、メモや箇条書きの形にすることを勧めています。何をどのように答えるかということを、答え方の流れまで詳細に決めてしまうと、実際の試験で想定したのとは違う角度から質問された場合にうまく対応できませんし、想定どおりの質問に答えた場合には面接官の質問に真摯に対応できなくなることもあるからです。

②面接の模擬練習

面接メモを作成したら、前島や僕と面談して回答内容を練ったり、前島や僕を面接官として模擬練習を行ったりします。生徒は常日頃から僕らと顔を合わせているものの、他の生徒がいない状況において教師と1対1で対面するのは緊張感を伴うものであるようで、このような練習を経たことで実際の試験にはリラックスして臨めたという人もいるほどです。また、生徒が思考に柔軟性を持った状態を維持するために、僕らは模擬練習の前に作成したメモにはなかった質問や、質問の仕方が異なるものをいくつか織り交ぜるようにしていますが、これも今までに指導してきた生徒の話を聞く限り、面接試験対策として大きな意味があるのだと思います。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/



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