2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.23 ―帰国生大学入試についてvol.116―

(2012年9月26日 16:20)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」のvol. 113からvol. 115の各記事では、早稲田大学の政治経済学部や国際教養学部で実施される2013年4月入学者を対象としたAO入試の概要をお知らせしました。現在、10月の初旬までに筆記試験のある帰国生入試の出願手続きが全て終了しましたが、10月の終わりから11月一杯にかけての期間が試験時期となるものの手続き期間が始まっています。今回はそのうち、法政大学の文学部や経営学部などで行われる「帰国生のための入学試験」の出願資格などを取り上げたいと思います。


この入試制度では、「日本国籍、または永住権などを有していること」「国の内外を問わず、通常の12年以上の学校教育課程を修了していること」という条件の他に、外国の教育制度を採用する海外の教育機関での在籍期間に関するものと、通っていた高校が採用する教育制度における大学入学資格に関するものを満たした場合にのみ、出願資格が与えられます。そして、海外の教育機関に在籍した期間に関しては、次の2種類の条件が設定されています。


・海外の高校に最終学年を含めた2学年以上継続して在籍し、2013年3月までに卒業すること(この場合、高校卒業から大学入学までに期間が2年以内でなければなりません)。


・海外の中学校や高校に通算で4学年以上在籍し、2012年4月から2013年3月までの間に日本の国内外の高校を卒業すること。



また、出願資格を得るのに必要となる大学入学資格については、卒業する高校が採用している教育制度によって様々です。以下に入試要項へのリンクを貼っておきますので、その4ページで自分の受けた学校教育制度では何に関する証明書を提出することが求められているかを確認するようにしてください。


【法政大学「帰国生のための入学試験」要項】
http://e-apply.jp/e/hosei/pdf/01_youkou_kikoku.pdf


合否の判定は、書類審査、筆記試験(文学部、経営学部の場合は小論文試験)、面接試験の結果に基づいて行われます。この入試では出願手続きの時点でTOEFL iBTのスコアレポートの提出が求められますが、そのスコアが英語試験の得点の代わりとなり、小論文試験の結果とともに受験結果に強い影響を与えます。昨年は文学部心理学科の受験生の中で、TOEFL iBTのスコアが61点で合格した人がいましたが、帰国生入試は年度によって競争の激しさに大きな変化がありうることを考えると(昨年は比較的緩やかな年でした)、出来るだけよいスコアのものを提出できるよう、受験より1年前の時期辺りから準備を進めるのが望ましいと思います。


出願手続き期間は9月18日から28日までとなります。この入試の出願手続きはオンライン登録と提出書類の郵送という2段階で構成されていますし、上で述べたTOEFL iBTのスコアレポートはETSから直送する必要がありますので、早い時期に出願に向けた準備に取りかかるようにしてください。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/



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