英語学習における辞書を引くことの重要性についてvol.5 ―英語学習の勧めvol.119―

(2013年4月8日 18:55)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、学習用具として一般的なものになった電子辞書について、帰国生や海外生の中に学習段階に見合ったものを使っていない人や、そもそも学習用具としての有用性があるのか疑わしいものを持っている人が多くいることを述べました。適切な内容や機能を備えた電子辞書を用いることは英語の学習を順調に進めていく上で重要な意味を持っているので、その選択を行なうには必要なものが揃っているかを検討しなければなりません。


それでは、外国の教育制度の下で運営されている高校で学ぶ人が英語を学習する際に用いるのに最適な電子辞書とはどのようなものでしょうか。僕はそれには5つの条件があると考えていますが、今回はそのうちの3つを紹介したいと思います。


①搭載されている辞書が学習レベルに見合ったものであること
日本の中学生や高校生向けの電子辞書を使用している帰国生や海外生がいることを前回の記事で述べましたが、このような人は高校での授業で出会う単語や表現が辞書の中に見当たらないという経験をすることが少なくないと思われます。これは日本の高校生であれば日本語で読むような内容の学問的な文献が教材として使われることが増えるということが原因です。このようなことを考えると、英和辞書は「大辞典」というタイトルが付いている収録語数や表現が多いものが搭載されている電子辞書を選ぶべきでしょう。


②辞書やコンテンツの数が絞り込まれたものであること
各電子辞書メーカーはこのところ、その製品に搭載している辞書やコンテンツの数の多さをセールスポイントにしているようですが、これはあまり望ましいこととは言えません。それは、辞書の数に圧倒されて、一つ一つの単語や表現の意味などを掘り下げて調べるという習慣が身に付きにくいからですし、学習とは直接的な関連性を持たないコンテンツや機能が学習に集中するのを妨げる可能性があるからです。また、このような電子辞書では検索にかかる時間が長くなる傾向が見られ、それが原因で辞書を引くのを止めてしまったという人もいます。


③英和辞書に関して特徴の異なる2種類のものが搭載されていること
帰国生や海外生の人でも英文の読解をする際に用いるのは英和辞書が多いと思いますが、この種類の辞書はものによって収録語数が多いことをセールスポイントにしていたり、語法(他の語と一緒になった時の意味やどのような場面で使うことができるかということなどです)に関して詳細な説明を加えていることが主な特徴だったりと様々です。調べることのできる単語や表現が多数あり専門的なものまでカヴァーされていることも、その後の使い方に関する説明が詳しいことのいずれも英語に学習においては非常に大きな価値があることですので、少なくとも2種類の英和大辞典(ジーニアス英和大辞典リーダーズ英和辞典・リーダーズプラスの組み合わせが理想的です)が搭載されているものを選択するべきでしょう。


それでは、次回の記事では残る2つの条件などについて述べたいと思います。なお、今回の内容について、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/


トップへ戻る