中央大学経済学部の自己推薦・海外帰国生等入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.203―

(2013年8月28日 18:15)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、中央大学商学部のドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入試で出願資格を認定されるための条件や、商学部の特別入試制度で共通したものとなっている小論文試験の出題傾向などをお知らせしました。小論文試験ではこの学部で取り扱われている学問分野以外から問題文が作成されることも少なくありませんので、小論文試験対策を総合的な形で進めてもらえればと思います。


さて、中央大学ではこれまで紹介した学部に加えて、経済学部が自己推薦・海外帰国生等入試という特別入試制度で帰国生の受け入れを行なっています。帰国生は、「通常の12年の学校教育課程を2014年3月31日までに修了している(もしくは、修了見込みである)こと」の他に、海外の教育機関における在籍期間に関わる条件や、外国語運用能力試験に関する条件のいずれか一つを満たして出願資格を得るのが一般的で、このうち前者は以下のように定められています。


・外国の教育制度を採用する海外の高校に2学年以上継続して在籍したこと


また、後者の条件に関しては、大学指定の英語やドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語の運用能力試験で一定以上のスコアや級を取得することが求められています。詳細についてはこの記事の最後にリンクを貼る大学のHPの「出願資格」の欄で確認してもらえればと思いますが、以下では具体例として、英語運用能力試験で帰国生が多く受験しているものを挙げておきます。


・TOEFL iBT 68点(PBT 520点)以上
・TOEIC 680点
・IELTS (Academic Module) 6.0以上
・英検準1級以上



合否の判定は、書類選考や外国語試験(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語から一つを選択)、小論文試験、面接試験の結果に基づいて行なわれます。上で述べた外国語運用能力試験に関する条件を満たして出願資格を得た場合には、外国語試験が免除されますが、商学部の海外帰国生等入試と同様に、このスコアや級などが高ければ高いほど合格可能性が高まることが考えられますので、できるだけ所定の水準を上回ったものを提出できるのが望ましいと思います。


この入試の出願手続き期間は9月24日から30日までとなります。志望理由を1000字で説明する書類を作成する必要がありますし、TOEFL iBTのスコアレポートは大学に直送手続きを取ることが求められていますので、手続きに向けた準備になるべく早く取りかかるようにしてください。


【中央大学経済学部自己推薦・海外帰国生等入試HP】
https://www.chuo-u.ac.jp/admission/faculties/special/sp_02/


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/


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