法政大学グローバル教養学部(GIS)の自己推薦特別入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.211―

(2013年9月30日 16:10)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、今年度から特別入試制度に関して大きな変更があった明治大学文学部の自己推薦特別入試の概要をお知らせしました。この入試は今年度からのものであるため、何が合格の決め手になるかは推測するしかありませんが、外国語運用能力試験の成績や出願手続き時に提出する書類の出来が重要になる可能性は高いと思いますので、一般的に高い評価を受けられるものを用意するようにしましょう。


さて、帰国生の間では以前から国際教養系の学部が、専門的に学ぶものを入学時点で決めなくてよいことや、英語を使う場面が多いことなどが理由で人気が高いのですが、法政大学グローバル教養学部(GIS)もその一つです。この学部では1年に3回、自己推薦特別入試を実施しており、そのうちの11月のものが現在、出願手続き期間に入っています。この入試における、外国の教育制度を採用した教育機関で学んだ人を対象とした出願資格認定のための条件は以下の通りです。


(1)通常の12年の学校教育課程を出願手続き期間までに修了していること
(2)外国の教育制度において大学入学資格を取得していること
(3)大学指定の英語運用能力試験において一定以上の級やスコアを取得していること



上の(2)については、卒業した高校の採用する教育制度に大学入学資格取得のための統一試験や最終試験がない場合には、SAT Reasoning TestやACTといったアメリカの教育制度のものを受験することが求められています。また、(3)では次に示す4つの試験が指定されています。


・TOEFL iBT 76点(PBT 540点)以上
・TOEIC 820点以上(ただし、日本国内で受験したものに限る)
・IELTS(Academic Module)6.0以上
・英検準1級以上



合否の判定は第一次(書類審査)、第二次(面接試験)の2回の選考を通じて行なわれます。これらの選考のうち、大きな重要性を持つのが書類審査であり、日本語や英語以外に自由に使いこなせる言語があるような例外的な場合を除いて、英語運用能力試験などの成績が水準を超えている度合いがなるべき大きいことが望ましいですし、日本語で2,000字以内、英語で1,000語程度で作成することが求められている志望理由書の内容は自分が大学で学びたいことが読み手に明確に伝わり、その動機などが強いものであることがアピールできるものであるべきだと思います。


この入試の出願手続き期間は9月23日から10月4日までとなります。志望理由書の作成には大変時間がかかりますので、準備にはなるべく早く取りかかるようにしましょう。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。
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