10月5日から10月9日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 122―

(2020年10月05日 10:15)

こんにちは。SOLの余語です。
先日、インターネットを見ていたところ、慶應義塾大学のSFCにある2つの学部について「付属高校からの進学者倍増にどよめく」という記事が目に留まりました。この記事によると、総合政策学部や環境情報学部の教員が慶應義塾高校や慶應義塾女子高校などの生徒を対象に模擬授業を行ったところ、90年代から減少傾向にあった塾内でこの2つの学部に進学することに決めた人の数が多くの付属校で急増したそうです。このような現象の背景には、模擬授業を実施したことによってSFCには学生が学びたいことが何でも学べる環境があることが伝わったことがあるとされています。

インターネット上には、これらの学部のブランドイメージが落ちているという記事もあり、実際に帰国生入試では他の学部と違い学部長が受験生の前で自分の学部の魅力について語る時間を設けていることを見ると、一般的にそれほど高い評価を受けている学部とは言えないと思います。しかし、少なくともSOLのOBOGでSFCに入学した人の間では、これらの学部は大学での学びに対して積極的な姿勢を示す学生が多くいる、1年生の時からゼミのような少人数制のクラスを自分の関心に合わせて受講することができる、様々なプロジェクトの中において授業で学んだことを活かすことができるといった点で高い評価を受けています。

最近、この大学の法学部政治学科が内部進学生や受験生の中での人気が高まっているようですが、実際に進学した人からは、僕らの年代の人が「日本の大学」と言われるとイメージしてしまう大教室での授業が多く教師と学生の距離が遠い、授業の内容が学習意欲を駆り立てるようなものではない、日々しっかり学習することがなくても卒業できてしまうので大学に行く意味を見失ってしまうという声が聞かれます(内部進学生から人気を集めているのも、簡単に卒業できる割に就職実績が悪くないという評価が関係しているようです)。このように、ある大学や学部について世間一般で共有されているイメージやそれに合わせた形で発信される情報と、そこで学んでいる人が自分の置かれている学習環境に抱いている評価や毎日の大学生活で得られる充実感との間に大きなズレがあるというケースは少なくありません。

SOLの教室には大学入学後もOBOGが集まるため、僕らには学習者の目線での大学や学部に対する評価に接する機会が多くあります。このブログでもそのような情報をできるだけ掲載していきたいと考えていますが、メールでの教育相談や個別面談で共有することもできますので、どの大学や学部を受験するかということを考えている人にはこれらのプログラムを活用してもらえればと思います。

【教育相談お申込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html

【個別面談お申込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

さて、今週のグループ指導についてですが、東京23区やその近郊で新型コロナウィルスに感染する人が徐々に増えてきたように感じられるものの、7月に見られたような状況ではないため、ここ1ヶ月間と同じように、公共交通機関を使って教室に来る場合には、新宿や渋谷のようなターミナル駅を利用しない人には対面で授業を受けてもらい、利用しなければならないケースではオンラインで参加してもらうことにします。上で紹介した個別面談のお申込みにも同じ方針で対応することになる点をご了承いただければと思います。よろしくお願いいたします。

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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