6月からのグループ指導について(2) ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 101―

(2020年5月25日 19:45)

こんにちは。SOLの余語です。
このところ、東京などの大都市圏でも新たに判明した新型コロナウィルスの感染者の数が大きく減少しているというニュースが連日報じられ、関西地方では国の緊急事態宣言が解除されるという動きが見られます。このまま感染の拡大が収束するということになれば、帰国生大学受験セミナーのグループ指導を例年通りの形で実施できますし、一部の受験生だけが不利益を被るという可能性も低くなりますので、事態がそのような方向性で推移することを我々も願っています。

しかし、日本における新型コロナウィルスの感染拡大については、他の国と比べてPCR検査が実施された数が圧倒的に少ないということなどから、状況が正確に把握されているのかという点について国内だけなく国際社会においても大きな議論の的になっていますし、韓国やドイツなどこの問題に関する対策が一定の成果を上げたと評価される国や地域でも外出に関する規制が緩和された途端に感染者が増加したということや、日本を含めた北半球の国では秋や冬に感染拡大の第2波が来る可能性が高いことなどが報道されています。

このようなことを踏まえると、今年度のグループ指導を開始する6月22日までに電車やバスといった公共交通機関の利用が安全なものになるかどうかについては現時点で明確なことが言えませんし、多くの大学で例年帰国生入試やAO入試が実施される時期まで高校の授業が続くオーストラリアやニュージーランドにいる生徒が日本に一時帰国をするのは難しい状況のようですので、SOLでは授業をオンラインで実施する場合にどのような通信サービスを使うべきかについての検討を続けています。

大学や高校などの授業で使われている通信サービスにはGoogle MeetsやMicrosoft Teams、WebExなど様々なものがあるようですが、現在、SOLのグループ指導と同じように小規模で実施される授業を大学で受講している人から高い評価を受け、我々も実際に4~8名のOBOGとの会合に使用する中で有力な候補だと考えるようになったのがzoomです。慶應義塾大学はオンライン授業を開始した当初WebExを使っていたそうですが、このサービスでは参加者が自由に発言したりその内容を参加者全員でシェアしたりすることに限界があったため、そのような問題の少ないzoomに切り替えたという話を聞きました。このような点は我々がグループ指導を行う際に最も重視しているものですし、PCの画面上にホワイトボードを表示してそこに書いた内容を共有できたり授業の様子を録画し後で見ることができたりすることなどもよいと考えています。

zoomにはセキュリティー上の問題があるようなので、個別の相談などはスカイプで行いたいと考えていますが、対面で授業を受けられる人を含めて生徒全員にzoomを通じて授業にリアルタイムで参加してもらうのか(教室に来ることができる人にはPCを持参してもらい教師がzoom上のホワイトボードに書いたものやチャットで他の生徒が発言したものを見てもらうという形を考えています)、教室に来られない人には授業を録画したものを見てもらってその後に教師1人に対して生徒3人くらいの規模でzoom上での補講を行うのかなど具体的に詰めなければならない点がいくつかあります。そのような点に関する検討が終わり次第、こちらのブログで今年度のグループ指導のあり方について具体的にお知らせできればと思います。

なお、それ以前の期間のご相談や個別指導については、公共交通機関を使わずに来られる方のみ、6月1日より対面で実施する方向を考えています。個別のご相談して決定したいと思いますので、ご希望の方はご連絡ください。

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォームからお知らせいただくか、info@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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