9月14日から9月18日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 119―

(2020年9月14日 11:45)

こんにちは。SOLの余語です。
先日、新しい小論文の教材を作ろうと思い、アマゾンのような本の通販サイトで適当なものを探していたところ、ここ数ヶ月で今回の新型コロナウィルスの感染拡大によって社会がどのように変容したか、またこれからどのような変化が待ち構えているかというテーマを扱うものが多く出版されているのを目にしました。新たな病原菌が世界中に拡散し多くの犠牲者を出すという事態は僕にとっても全く経験したことがないもので、SOLの教室運営についても考え直さなければならない点がありましたが、上で述べたようなテーマを扱っているものを読んでいると、その影響は日常生活の送り方や働き方といった身近な問題にだけでなく、政治や経済、メディアなど社会の広い範囲に様々な形で及ぶことが分かります。

教育の世界に限定しても、多くの教育機関がオンライン授業に取り組み、それが大きな可能性を持っているものだという評価がある一方で、その限界を指摘する専門家もいます。また、全国の初等・中等教育機関での一斉休校が終わった後に、教室内での飛沫感染を予防するために生徒間の距離を一定以上のものに保つことが求められ、多くの学校では分散登校をすることになりました。そこで、不登校やいじめ、学力の低下といった日本の教育の現場で生じてきたとされる様々な問題を解決するために以前から提案されてきた1学級につき生徒20人という学習環境を実現することができたところがあり、生徒の学校生活や学習状況にどのような影響があったかという点について調査を始めている教育関係の研究者が少なからずいるという話を聞きました。

7月にはある研究者のグループによってこのような形でのクラス運営を今後も維持していくことを求める署名活動が始まり、多くの人から賛同の声が上がっているという報道がなされていることからも、これから少人数でクラス編成をしていくことが持つ生徒や教師に対する影響についての研究に携わる人が増えていく可能性があるように思われます。SOLの帰国生大学受験セミナーでは、僕らがこれまでに生徒を指導してきた経験の中で得た、教室内で授業を受けている生徒の数を少人数にした方が教師と生徒の間、そして生徒と生徒の間におけるコミュニケーションの質が高まり、そこで吸収できる物事の範囲や深さ、生徒の学習に対する姿勢といった点でポジティブな効果が見られたという考えに基づいて、グループ指導の定員を18名としていますが、このような授業のあり方に関する学術的な議論が深まり、その効果についての本格的な研究成果が出てくることを期待しています。

さて、今週のグループ指導についてですが、東京23区やその近郊で新たに新型コロナウィルスに感染した人が増加するペースが鈍化していることを踏まえて、ここ2週間と同様に、公共交通機関を使って教室に来る際に渋谷や新宿といったターミナル駅を使わない人については対面で授業を受けてもらう一方で、このような条件に合わない生徒にはオンラインで授業を受けてもらうということにしようと考えています。また、個別面談のお申込みも同じ方針で対応することになりますが、来年度の受験などについてご相談がある方は以下のフォームよりご連絡ください。

【個別面談お申し込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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