6月14日から6月18日までの個別指導などについて―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 160―

(2021年6月14日 18:05)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、僕が海外の教育機関に在籍する人の学習のサポートの分野において、個別指導を多く行うことによってキャリアを形成してきたということを述べました。この教室のもう一人の教師である前島も同様で、今でもグループ指導がない3月から6月にかけては教師:生徒が1人:1人(同じ学習課題に取り組んでいて学力にも大きな違いがない場合は1人:2人になることもあります)という形で毎日授業をしていますし、その他の時期もまだ受験生ではない人を対象にした個別指導を組んでいます。

このような形で経験を蓄積する中で、知らない間に身に付いていたものがいくつかあります。例えば、何年か前にある生徒に指摘されるまで気付かなかったのですが、僕はいつからか日本語や英語で書かれた文章を逆さまにしてもスムーズに読むことができるようになりました。これは、SOLの教室では教師と生徒が間に机を間に向き合って個別指導を行うことが多く、問題を生徒が確認しやすい位置に置いたまま授業を進めるようにしている中で(大げさな言い方をすれば)開発された能力であると考えられます(前島は文章を読むだけでなく、字を書くことも可能だそうです)。その時々の生徒の表情や雰囲気に合わせて、話の中で上げるトピックやそれを語る時の口調を変えたり、僕が話をすべきなのか生徒の話を聞くべきなのかを適切に判断したりといったことができるのもそれに含まれるのかもしれません。

それに加えて、生徒を指導する上で大切なことも多く学んできたと思います。このブログでは「海外の教育機関で学んだ経験のある人の英語運用能力は様々な形が見られる」という趣旨の記事をよく掲載しています。このようなことは僕が帰国生の英語の授業を担当するようになった際に前島に教わったことであるものの、それに対する実感やどのようなバリエーションがあり得るかについての理解は生徒を個別に指導する中で深まっていきました。また、一人ひとりの生徒の英語運用能力のあり方に、日常生活での体験を整理する能力や英語を自由に使えることに対するモチベーションだけでなく、海外渡航前にどのような形で準備ができたか、母語である日本語の運用能力がどれくらい高いかといったことも関係しているのに気づくことができたのも生徒の様子を近くで観察することができた結果だと思います。

そして、生徒と帰国生入試やAO入試の受験や授業で取り扱った問題についてだけでなく、これまでどのような形で生活を送ってきたか、今どのようなことに関心を抱いているのか(学問的なものに限定されません)など、生徒一人ひとりの個人的なバックグランドに関するものを含めた幅広いトピックについてコミュニケーションを取ることが学習のサポートを効果的なものにするために重要なことであるというのもこれまでに学んだことの一つです。もともと僕は人と話をするのが好きだった(子供の頃は起きている間ずっとしゃべっていたそうです)のに加えて、個別指導をする中で生徒の集中力が切れてしまう瞬間があり、そのようなタイミングでは目の前にある問題以外のところに注意を引きつけるのが気持ちの面でのリフレッシュになるようだったので、授業内でも様々な話をするようになりました。

その後、さらに授業をする経験を蓄積していく中で、生徒を指導する際に望ましい効果が得られること(上で述べた英語運用能力のあり方に関する理解が深まったのもその一つです)がある時に分かったので、場合によっては意識的に生徒と個人的にコミュニケーションを取る時間を設けるようになりました。今は、なるべく多くの人にSOLの教室で学んでほしいと考えていますし、個別指導では得られない学習上の効果があるため、グループ指導を多く組んでいる時期もありますが、授業外の時間(例えば、お昼ご飯を食べる時など)に生徒と話をするのを大切なことであるという考えは変わっていません。

さて、今週の個別指導や個別面談についてですが、東京23区やその近郊で新型コロナウィルスの感染が新たに判明する人の数が減少していますが、国の緊急事態宣言は発令されたままです。そのため、公共交通機関を使って教室に来る場合には、ターミナル駅を使わないのであれば対面で、この条件を満たせないケースではzoomなどを使ってオンラインで行うことにします。よろしくお願いいたします。

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それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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