「2023年11月卒業生コース」の概要について(6)―SOLからのお知らせvol.278―

(2022年11月30日 18:45)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、オーストラリアやニュージーランドの高校に通う人を対象にした「2023年11月卒業生コース」の1学期(2022年12月5日~23日、2023年1月4日~1月24日)に行う授業の内容などをお知らせしました。この時期には平日に1コマ80分の授業を3つ実施しており、それらは小論文試験に向けた準備やIELTSのReadingの対策を行うことを目的にしています。

前回の記事でも述べた通り、新型コロナウィルスの感染拡大と同様の影響を与える問題が起こり、国境をまたぐ人間の移動が日本とオーストラリアやニュージーランドの間で制限を受けることがない限り、「2023年11月卒業生コース」の1学期の授業は定員4~6名という規模の対面という形で行う予定です。ここ2年間は、新型コロナウィルスの感染拡大によってオーストラリアやニュージーランドが国境を封鎖したため、単身で留学している人などが日本に一時帰国することができず、zoomを用いたオンラインでのグループ指導という形で行いました。

大学の教員の中には、通常時に行っている大人数での授業に比べて生徒の反応が分かるとこのような授業のあり方を評価する人もいるようですが、以前から16名以下の規模での授業や個別指導を行っている僕らからすると、zoomはグループ指導を実施するのに問題が多いツールのように感じられました。例えば、zoomの画面では受講している人が増えれば増えるほど一人ひとりの様子が映し出されるウインドウが小さくなり、どのような様子でこちらの話を聞いているかを確認するのが難しくなるため、彼ら/彼女らが興味を持っているポイントが把握しづらくなります。また、最近、周りにいる人の反応を過度に気にする人が増えており、zoomでの授業のように他の受講者の様子が分かりにくい状況では、問題文の内容に関して何を考えているか、もしくは単語や表現の意味などに関して確認したいことがあるかと僕らが問いかけても返答がないということが多くあります。

そして、SOLの教室には、授業外の時間を僕らと生徒が一緒に過ごすことができる共有スペースがあり、そこで自習する人が多いのですが、何らかの課題に取り組んでいたり受験する入試について検討したりする際に疑問がある時にはすぐに質問ができるというのが帰国生大学受験セミナーの特徴の一つです。このようにいつでも僕らとコミュニケーションが取れることは、帰国生入試やAO入試で満足できる結果を出すのに必要な様々な形で発せられるメッセージを正確に受け取り、それに適切な形で対応する能力を伸ばす機会になるだけでなく、我々にとっても生徒一人ひとりの性格やこれまでの学習に対する取り組み方、海外での生活の様子、興味を示すトピックなど、進路指導を行ったり授業の進め方を決めたりするのに必要なものを確認することにもつながります。

zoomでグループ指導を行う場合に時間を決めて面談をすることは可能ですが、教室で見られるような僕らと生徒の間の偶発的に起こるコミュニケーションはなくなりますので、学習のサポートを適切にしていくことが難しくなる可能性があります。その点、「2023年11月卒業生コース」の1学期の授業は対面で行うことができることを考えると、ここ2年間よりも適切な指導ができるだろうと考えています。

なお、「2023年11月卒業生コース」の日程や授業料については以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course2/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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