現在の教室の状況について(2022年7月25日)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 199―

(2022年7月25日 19:30)

こんにちは。SOLの余語です。
7月11日の記事では、新型コロナウィルスの感染拡大が一定の水準で収まっていた3月から6月にかけての時期に、2010年に我々が自分たちで教室を持っていた頃から考えていた、教室に通っていた年度にかかわりなくOBOGが集まるイベントを開いてきたと述べました。2回行った大学3年生を対象にした就職活動に関するセミナーは来年以降も続けていければいいなと考えていますし、OBOGの希望があればその他の分野にテーマを広げていきたいとも思っています。

さて、この教室に様々な年代のOBOGが出入りしていることの背景には、彼ら/彼女らが定員が16名となっている帰国生大学受験セミナーのグループ指導の生徒としてこの教室に通っている時に、我々と帰国生入試やAO入試に関わることだけでなく、生活していく中で遭遇する全ての事柄についてコミュニケーションを取る習慣が身に付いていることがあると思われます。人間は年齢が18、19歳くらいまで上がってくると、人間関係の中心が家族以外の周りの人に移っていくのが通常であると教育学などの研究で言われており、子どもが自分たちには悩みなどを打ち明けてくれず、それを人づてに耳にするという体験をする保護者は珍しくないと思われます。

その中でも、この教室の生徒と同年代の人が何らかの問題に直面したり、自分の進んでいる方向性に迷いが出たりした時に、現実の社会と少し距離を置いた印象を受ける自分より年上の人が大きな役割を果たすといった筋書きの映画やドラマが僕が幼い頃にはよく見られた記憶があります(『男はつらいよ』の「寅さん」が典型例です)。いろいろな理由でこのような機能を担う人が地域コミュニティなどで減ってしまった現在、SOLの帰国生大学受験セミナーで学んだ経験のある人は「近所のおじさん」的な存在として我々を見ているのかもしれません。

それに加えて、2年前に移転してきた新しい施設では、帰国生入試やAO入試の受験準備を行っている人が使うスペースの他に、教室にOBOGが集まって何らかの活動ができる空間を設置しました。例えば、2階にある畳敷きの多目的に使用できる部屋は9時半から19時半まで誰が使ってもよい状態にしてありますし、それほど広くはないものの図書スペースがあり、誰かと話をしながら時間を気にせず自分が読みたい本を選ぶこともできます。また、以前の教室ではキッチンが他のテナントの人と共用であった上に、事実上喫煙室になっていたのですが、現在は現役の生徒だけでなくOBOGも自由に利用できるものになっており、前島や僕に夕ご飯を作ってくれるという目的で教室に来る人もいます。今後もこのような環境を最大限に活用して、多くの人が教室に集まることができる機会を提供できればと考えています。

さて、先週の中頃に、新型コロナウィルスに感染した人の自宅療養期間が終了し、生徒全員が揃った形でグループ指導の授業ができるようになりました。東京23区やその近郊ではオミクロン株の変異種の感染が急速に拡大していますので、生徒の学習に影響が出ないよう予防に努めていきたいと思います。

それでは、帰国生の大学受験やSOLの帰国生大学受験セミナーなどに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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