2023年9月以降に大学入学を目指す人を対象にした夏期の授業について(6) ―SOLからのお知らせvol.271―

(2022年9月28日 19:00)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
9月14日の記事では、学年に関係なく一年中実施している個別指導において、我々が今後積極的に取り組んでいきたいと考えている海外に滞在している間の日本語運用能力の維持・伸長には、年齢相応なトピックを扱う文章に母語である日本語でふれることによって、将来、様々な場面で意思決定に関与する社会の構成員としての素養を身に付けることができると述べました。また、英語運用能力が年齢相応な水準まで伸びていない場合には、このような知的な刺激が不足している可能性がありますので、長期休暇期間などに受講を検討してもらえればと思います。

さて、この教室で授業を受ける人の多くは、カナダやアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった英語圏の国に高校から単身留学した人です(昨年度の生徒も17名中14名が単身留学生でした)。このような形で海外の教育機関に在籍することになった人やその保護者からよく聞く感想に「留学前に予想していたほどTOEFL iBTやIELTSのスコアが伸びなかった」というものがあります。

日本の大学の帰国生入試やAO入試の多くは、独自に作成した英語試験の代わりに、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験の成績を合否を判定する際の材料の一つとして使っており、どの入試でもそれが理由で不合格になることがない水準としてTOEFL iBTで100、IELTSで7.0といったスコアが一般的に上げられますが、単身留学をする前は英語圏の高校で学ぶことによって英語運用能力が自動的にそこまで伸びることを期待していたのかもしれません。しかし、実際にはその目標になかなか到達しないだけでなく、例えばIELTSで6.0から先の段階に進めない、もしくはそれ以下から抜け出すことは珍しくないように思われます。

外国語学習に関する研究の領域では、日本語を母語とする人が英語を主な使用言語とする教育機関で学んだ場合、授業内である程度自分が考えていることを述べられるようになるまで早い人で2年、教材として使われる文章を正しく読めるようになるまで5年かかるという調査結果があります。これは、高校の授業で取り上げられるトピックよりも具体的な文脈に依拠したものが多い小学生を対象としたものですし、日本の小学校高学年から始まる英語の授業の内容をどれくらい理解できたのか、そこでの学びにどれくらい積極的な姿勢で臨むことができたのかといった点には個人によって大きな差があるため、英語を年齢相応な形で使いこなせるようになるのにより長い時間がかかる人も少なくないはずです(本来であれば、上で述べたような情報は海外に渡航する前に留学エージェントが開示すべきですが、我々が知る限り、そういうことをしっかりやっている人々は限定的です)。

このようなことを踏まえると、英語圏の国や地域への単身留学で満足できる成果を上げるには、海外での滞在期間を長くする、もしくは実際に渡航する前に必要最低限の文法事項の定着やよく使われる単語・表現に関する知識の蓄積のための取り組みなどを十分に行っておくことが必要になってくると思われます。しかし、単身留学にはお金がかかるだけでなく、精神年齢が高まっていない時期に家族から離れることによって大きな負荷がかかるケースが少なくないことを考えると、前者は現実的であるとは言えません。そのため、単身留学を考えている多くの人にとってその準備としての英語学習を行うことは重要であり、SOLの個別指導ではそのサポートに今後積極的に取り組みたいと考えています。

なお、今回紹介した、2023年9月以降に日本の大学への入学を目指している人を対象とした個別指導の詳細は以下のリンク先で確認してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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