現在の教室の状況について(2024年4月15日)―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 293―

(2024年4月15日 18:30)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、4月6日まで実施した帰国生大学受験セミナーの少人数グループ指導において、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験や日本語小論文試験の対策を対面で行うことの意義を再確認できたという話をしました。例えば、授業前の準備として生徒が教材にどのようなことをどれだけ書き込んだかが確認できれば、どのようなポイントに重点を置いて授業をすべきかが分かりますし、彼ら/彼女らの学習に向かう姿勢がどのようなものかを考える材料にもなります。

さて、最近、「SOLからのお知らせ」で紹介している教室内の共有スペースでは、少人数グループ指導を行っている間、複数の生徒が集まって楽しそうに話をしているという光景をよく目にしました。そこで取り上げられていたトピックは、周りの人との関係の中で直面している問題や、帰国生入試や総合型選抜の受験に向けた展望や不安など、18、19歳という年齢層の人の間の会話で一般的に見られるものから、自分が今滞在している国や地域がどういうところであるか、英語が主な使用言語になっている環境で日々の生活を送ることによる精神的な負荷がどのようなものかといった海外の高校に在籍している人特有のものまで幅広いものでした。

彼ら/彼女らのコミュニケーションに対する意欲が強いものであったのは、そこで話されていることが保護者やその他の家族と共有することが難しいと彼ら/彼女らが判断したこと(特に、高校から単身留学した場合、「海外での生活がツラい」という話を保護者にするのには心理的な障壁があると感じる人が多くいます)であったこともあるのでしょうが、自分にとっての母語である日本語で同じ年齢層の人と会話することが、今回教室に来る前に予想していた以上に楽しかったことも関係していたようです(実際にそのような声を耳にしました)。

今回の少人数グループ指導に参加した生徒は1人を除いて全員、カナダやオーストラリアといった英語圏の国に高校から単身留学をした人です(残る1人も中学校まで海外の日本人学校に在籍し、その後現地のインターナショナルスクールに入学したと聞いています)。言語教育学の研究では、日常生活でよく見られるような内容の会話を第二言語でスムーズにできるようになるのに、それが主に使われる環境の中に入ってから2、3年の期間が必要だと言われます。それに加えて、様々な問題に対する自分の考えを過不足なく伝えられるようになるには意味や用法が分かる単語や表現をさらに蓄積していく必要があります。

このような学問的な知見を踏まえると、今回の少人数グループ指導に参加した人が久しぶりに自分の母語である日本語を使ってコミュニケーションを取ることで、精神的な解放感が得られ、それによって身の回りのことにも積極的な姿勢を見せるようになるのは当然のことだと思われます。

SOLでは、帰国生入試や総合型選抜の受験準備を行う人を対象にした定員16名のグループ指導に並行して、北半球の国や地域の高校が長期休暇に入る6月~8月にかけて、2025年5月・6月以降に海外の高校を卒業予定の人が参加できる少人数グループ指導を行う予定です(今後、「SOLからのお知らせ」でも紹介します)。このようなプログラムが、自分の母語とは大きく異なる言語が主に使われる環境で多くの時間を過ごしている人が精神的な安定を得たり日々の生活に前向きになったりするのにつながるのではないかと考えています。

なお、現在の教室の様子を写真で確認したい人は、SOLのFacebookやInstagramのページを定期的に更新していますので、そちらを見てもらえればと思います。よろしくお願いいたします。

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