「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」について(8)―SOLからのお知らせvol.376―

(2025年4月12日 15:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月23日~8月29日)から始まるグループ指導における授業の進め方の特徴の一つとして「授業時間を答案の作成などに充てない」ということを挙げました。学習の対象を日本語小論文試験の対策に絞った場合でも確認すべき事項は多くありますので、授業時間を無駄に使うことはできません。

さて、今回は、授業の進め方の特徴をもう一つ挙げたいと思います。

〇教師と生徒の間のコミュニケーションを中心に授業を進めます
SOLの三軒茶屋と下北沢の間にある施設には2つの教室があり、6月末からのグループ指導の授業の多くは大きめの方で行っています。「大きめの教室」と言っても生徒が一度に16名しか入らない規模のものであり、それによって教師が一方的に話をしない形で授業を進めることができています。

例えば、受験する学部・学科に関係なく理解を深めておくべきトピックを扱う「共通小論文」という授業では、添削済みの答案を生徒に返却した後に、18、19歳といった年齢の人の多くがまだふれたことがない学問的な事項や文章の読み方、書き方などに関する解説を教師が一定の時間行うことがあります。ただし、その時間は長くても30分程度で、残りの時間は生徒から出された質問に答えたり、彼ら/彼女らの問題文に対する意見の妥当性をその場にいる人全員で考えたりするといったことに充てています。

このような形で授業を行っている理由の一つは、同じ年齢層の人であってもこれまでに置かれてきた学習や生活に関する状況によって確認したいと思うことが異なってくることです。SOLの帰国生大学受験セミナーでは、通常の予備校や塾に比較して、授業外の時間で教師に質問することができる機会を多く確保できるような環境づくりをしていますが、人間の脳は他者が話したり書いたりしたものに刺激を受けて活性化するものですので、授業中に確認したいと思う点が新たに出て来ますし、その内容は生徒によって違います。

また、大学は帰国生入試や総合型選抜において受験生に年齢相応なコミュニケーション能力があるかを重視します。面接試験についてはこのような話が理解しやすいかと思いますが、首都圏の有名私立大学の多くで実施される日本語小論文試験も、A4用紙1、2枚分の文章内で展開されている主張を正確に理解し、そこで設定された条件の中で自分の意見を組み立て、他者に納得してもらえる形でそれを提示する訳ですから、試験官とよりよい形でコミュニケーションが取れたかどうかが合否を決定すると言ってもいいでしょう。

このように考えると、授業の中で教師や他の生徒に対して、自分が確認したいことの内容や重要性を説明したり、問題文で取り上げられた主張についての考えを提示したりする機会をできる限り多く持てることが帰国生入試や総合型選抜の受験準備では重要です。上で述べたような授業の進め方であれば、それが可能になると考えています。

なお、帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」の概要などは以下のウェブページを参照してください。
<「既卒生/2025年5月・6月卒業生コース」概要>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

<帰国生大学受験セミナーの授業の特徴に関するWebページ>
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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