こんにちは。SOLの余語です。
先日、大学受験情報ブログに、オーストラリアやニュージーランド、フィジーといった南半球の国の高校を卒業する予定の人を対象とした帰国生大学受験セミナーの「2026年11月卒業生コース」の日程などに関する記事を掲載しました。
<「帰国生大学受験セミナーの『2026年11月卒業生コース』について(1)」>
https://www.schoolofliteracy.com/infoblog/2025_11_12.html
このコースでは、12月、1月の2ヶ月間、月曜日から金曜日までグループ指導を行い、その後は週2、3回のオンライン個別指導の受講を中心に、日本に一時帰国できる期間は帰国生大学受験セミナーの他のコースの生徒と同じ授業に参加してもらう形で受験準備のサポートを進めて行きます。そのような授業の編成を取っているのには、南半球の国の高校のカリキュラムのあり方が関係しています。
例えば、SOLの教室には、これまでオーストラリアのブリスベンの高校に留学している人が多く通っていますが、そこでは2月から新しい学年が始まります。また、現地の大学に入学するための資格(以下、「大学入学資格」。日本以外の国では「高校卒業資格」とは別のものとされることが多いです)を得るのにATARというシステムの中でスコアを取ることが求められており、各州が定める授業を段階的に受講していくことやテストを受験することがそのための要件になっています。
以前は、現地の教育当局が在籍している生徒の平均スコアに応じて高校に運営費を配分していたのか、単身留学生がテストを受験することに高校が消極的な姿勢を見せるという話をよく聞きました。また、そもそも日本の大学は帰国生入試や総合型選抜において海外の大学入学資格を出願のための条件としていないのが通常である(慶應義塾大学以外の首都圏の有名私立大学の帰国生入試は高校卒業資格があれば受験できます)ため、6月の終わりや9月中旬に日本へ一時帰国し長い期間受験準備に専念するという選択もできました。
しかし、現在では、ブリスベンで単身留学生が通う高校ではATARのスコアを取ることを求めるのが一般的となったようですし、今年度の生徒が在籍していたパースの高校でも高校の卒業に全ての科目でATARのスコアの取得は求められなかったものの、Englishのテストを受験することやそれに必要な授業を履修することが求められ、帰国生入試や総合型選抜が実施される直前の時期に受験準備のための時間を十分に確保することが難しくなりました。
オーストラリアにいなければならない時期が長くなってもオンラインでの個別指導が受講できれば問題がないと考える人もいるかもしれませんが、高校の授業で出される課題をこなしながら受験のための学習を進めるというのは想像以上にハードなものです。また、SOLでは授業以外の時間にいつでも教師にアクセスできる環境を整えていますが、それを活用するのもオンラインで授業を受けるのだけでは難しくなります。
そのため、南半球の国の高校に在籍している人が日本の大学を受験する場合、長期で休暇を取ることができる12月、1月の時期に受験準備に専念できる時間をできるだけ確保することが満足できる結果を残すために重要であり、「2026年11月卒業生コース」の授業日程もそのような状況に合わせて組んでいます。
それでは、日本の大学の帰国生入試やAO入試の受験に関してご質問などがありましたら、以下のフォームからご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comにメールをお送りいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html
南半球の国の高校を卒業する人の受験について(1) ―帰国生大学入試についてvol. 383―
(2025年11月19日 10:30)
