<今回のポイント>
〇帰国生大学受験セミナーでは日本の大学の英語学位プログラムを受験する人のサポートも行っています。
〇これまでの経験を踏まえると、志望理由を述べるエッセイの作成のサポートが必要な人は多くいると思います。
こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、2026年度に日本の大学への入学を目指す人を対象とした冬期の学習サポートとして、12月、1月に実施する「2026年11月卒業生コース」の集団授業に参加してもらうことを挙げました。ここでは、IELTSのReading対策に合わせて、日本語小論文試験に向けた準備を行うので、受験準備がどのようなものかについてのイメージを持てるようになるだけでなく、大学で学びたいことを考える機会も確保できます。
さて、2026年5月もしくは6月に英語圏の国の高校を卒業する場合、9月入学を受け付けている日本の大学の英語学位プログラムに出願するという選択肢もあります。例えば、早稲田大学にはこのようなプログラムを設けている学部として、国際教養学部だけでなく、政治経済学部や社会科学部などがありますが、これらの学部は合否の判断を高校や大学入学資格を取得するための統一試験の成績、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力試験のスコア、志願者が作成したエッセイの内容を踏まえて行います。
この中で、志願者が作成するエッセイに関しては、「大学入学後に学びたいこと」や「将来の目標」が訊かれるのが一般的です。これについて、自分が海外での高校生活の中で体験したこと(自発的に取り組んだ活動が高く評価されます)と関連付けながら、大学で学びたいことの自分や社会にとっての意義や履修したい授業やプログラムを説明していくというのが、これまでの生徒が作成したものと彼ら/彼女らの受験結果を見る限り望ましいものとされているようです。
日本の大学がエッセイにおいて求めている「大学で学びたいこと」についての説明は、海外の大学に出願する場合よりも内容的な深みがある必要がありますが、この点を英語圏の国の高校の教師が十分に把握できているかは分かりません(今まで多くの日本人を受け入れている高校でも出願の際に提出しなければならない書類についての理解が不十分であることがうかがわれるアクシデントが生じることがよくあります)。
また、日本で中学校や高校で受験した経験があっても、自分が学びたいものを上で述べたような形で説明したことがあるという人はほとんどいないでしょうし、大学から求められている語数で表現できるほど一人で考えを深めることは18、19歳の人にとっては難しいことなので、論理的なつながりがよく分からないものが並べられているものや、論じなければならないものと関係性がない、もしくは薄い話に多くの語数を使ってしまうものをよく見ます。
日本の大学の英語学位プログラムは提供される学習の質という点でポジティブに評価できるものが少ない(これは英語で授業ができる教員の獲得競争が世界的に展開されていることを考えれば当然のことだと思われます)ため、僕らが受験を積極的に勧めることはありませんが、出願手続き時に提出するエッセイの作成のサポートは個別指導という形で行っています。
この12月は、今年度の受験生のグループ指導が12月19日に終了し、12月22日~27日、29日に個別指導を行える時間帯が増えますので、興味がある人は早目にこの記事の最後にあるフォームなどから連絡してもらえればと思います。よろしくお願いいたします。
なお、2026年度に大学入学を目指す人を対象とした冬期の授業については以下のリンク先のウェブページで確認してください。よろしくお願いいたします。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01
それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/
2026年度に大学入学を目指す人を対象とした冬期授業について(2)―SOLからのお知らせvol.381―
(2025年12月13日 17:00)
