帰国生大学受験セミナー通信vol.26 ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol.52―

(2012年12月11日 16:20)

こんにちは。SOLの余語です。
昨日は、今年で大学3年生になるOBが就職活動の帰りに、駅前で購入したミスタードーナッツを片手に教室を訪ねてくれました。その後、夕食を一緒にとり、お互いの近況報告や彼が僕らの指導を受けていた頃の話で盛り上がったのですが、そこで彼の通う大学や学部・学科について外部からは認識することが難しい話を色々と聞くことができました。SOLには受験が終了した後もOBOGが入れ替わり立ち代り顔を見せてくれますが、その際に得られるものにはその後の指導で活かせるものが多くあります。


さて、以前にSOLの教室には3つの部屋があり、そのうちの1つが教師と生徒の共用のスペースとなっているということを述べたかと思います。そこには個人面談のために使う空間を作るための仕切りしかなく、中央に最大で10人程度の人が同時に自分のスペースを確保できる大きな机を置いています。僕ら教師陣はその一部を自分の仕事用に使っており、授業や面談のない時にはそこにいるというのが通常の光景です。


多くの予備校や塾では教員室が設けられており、僕らがSOLを設立する前に大学受験準備に関する指導を行っていたところもその例外ではありませんでした。生徒にとってこのような部屋というのはなかなか足を踏み入れづらいものであるようで、教師がそこに入ってしまうと質問や相談に行くのに心理的な抵抗を感じてしまい、実際に行動に移せないというのはよく耳にする話です。生徒が受験準備に使うことのできる時間は限られており、ひと時も無駄にすることもできないため、以前にいた場所で僕らは自習のために開放している教室にできるだけ長い時間いるようにしたり、生徒と一緒に昼食をとるようにしたりしていたものですが、自分達で新しい教室を作る際にそれを一歩進めて、教員専用のスペースを廃止することにし、教師と生徒が同じ空間を共有できるようにしました。


幸いなことに、上のような形で環境作りをしたことを活かして、僕らと頻繁にコミュニケーションに取る生徒が多く、授業以外の時間が彼らと話をすることで一日が終わってしまうということも珍しくありません。SOLの帰国生大学受験セミナーでは受講の申し込みがあった時に、これまでの学習歴や英語運用能力試験の成績などを書き込んだカウンセリングシートという書類を提出してもらっており、事前にその生徒が直面している課題は何かということを教師間で確認しています。しかし、生徒と話をする中で感じるのは、書面上の情報から得られるものは限定的なもので、それと会話の中から引き出したものを合わせて一人の生徒が置かれている状況を考えることが重要であるということです。


例えば、英語運用能力試験のスコアが向上しないという問題に直面しているケースでは、英語運用能力が十分に伸長していないということが考えられますし、試験を受ける際に集中力を維持できないということが最も大きな原因である場合もあります。そして、この集中して試験に臨めないという問題の背景にあるものも、それまでにそのようなものが必要になる状況に置かれた経験がなかったということや、何らかの点で劣等感を抱いていることで他人の視線が気になったり、単に生活習慣が乱れているため寝不足の状態が続いていたりと個人によって様々です。このような事柄は書類上に記載された情報から判断するのは難しいことですが、それを踏まえた形でのサポートなしには生徒が問題を克服することは望めないと思いますし、生徒との会話の中で重要な情報を引き出す機会を多く持てるという点で教室の環境作りがうまくいったと考えています。


それでは、今回の内容に関してご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


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