be to doという形の使い方についてvol.3 ―英語学習の勧めvol.109―

(2012年4月9日 17:35)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、「be動詞+to do」という表現を使うことで、ある人やものの予定や運命を表すことができるということを述べました。それは、日本語にすると「~することになっている」という意味を表すということですが、今回はここから派生した「be動詞+to do」の用法を紹介したいと思います。


まずは、例文を1つ、辞書から引用します。どのような意味の文であるかを考えてみてください。


The form is to be filled in and returned within two weeks.


この文では、主語が「申し込み用紙」を表すthe formとなっており、to be filled以下で「2週間以内に記入し、返送する」ということが示されています。この2つの部分の内容を考えると、「申し込み用紙は2週間以内に記入し、返送することになっている」という予定を表すものと解釈することもできますが、「申し込み用紙は2週間以内に記入し、返送しなければならない」という義務を表していると捉えることも可能です。


実際に、辞書を確認すると、「be動詞+to do」は、「~すべきだ」という形で義務や必要性を表すことができると説明されています。前回説明した通り、「be動詞+to do」という表現は、「~することになっている」ということを表していますが、そこで示された行為は行われて当然だとみなされているとも言うことができるでしょう。そして、行って当然だと思われている行為について、他人から「~すべきだ」という形で実際に行うことを要求されるということは多くあるはずです。このような形で、「be動詞+to do」は義務や必要性を表すことになったと考えられます。


今回説明した意味で「be動詞+to do」が用いられている例文を、以下にいくつか辞書から引用しておきますので、ある行為を行うことが義務や必要であることを伝えているということを確認してください。


Who is to say which of them had more power?


Under no circumstance are you to leave the house.


Some books are to be tasted, others to be swallowed, and some are to be chewed and digested.



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