北半球の高校生の受験準備に関してvol.23 ―帰国生大学入試についてvol.165―

(2013年4月15日 18:50)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、アメリカの教育制度の下で運営されている海外の高校を卒業予定で、SATの以前はReasoning Testと呼ばれていたものやTOEFL iBTで優秀な成績を修めている人が、早稲田大学や上智大学、ICUといった大学の帰国生入試の受験を中心に考えている場合に、日本語で書かれた学問的な内容の本を読むことが受験準備として最も効果的であることを述べました。これはもちろん出願時に提出する書類を審査する段階で不合格者の出る国立大学や慶應義塾大学の受験を考えている人にとっても共通して重要なことですので、時間がある時に取り組んでもらえればと思います。


さて、日本の大学がアメリカ以外の国の教育制度(IBも含む)について不十分と思われることもあるものの一定の理解を有していることを以前の記事で述べました。出願資格の一つとして通っていた高校の採用する教育制度における大学入学資格の取得を求める各大学のHP上にある帰国生入試の要項に、例えばカナダの現地校を卒業したケースではどのようなカテゴリーの科目で何単位以上が認定されるべきなのかといったことを説明する一覧表が掲載されていることがその表れですし、慶應義塾大学帰国生入試の2013年度要項の32ページにあるような出願者の学んだ教育制度ごとの合否結果に関する資料でも確認することができます。


SOLではIB Japanese Aの通信指導を以前から実施していてIB Diploma取得者の大学受験の状況を見知っている上に、アメリカだけでなくイギリス、カナダ、フランス、ドイツなど様々な教育制度の高校出身者を受け入れていますので、海外の教育制度で大学入学資格を取るための統一試験や最終試験のうち特定のものの結果のみが他と比較して高く評価されるわけではないことは経験的に断言できますし、IB Diplomaコースなどで優秀な成績(IB Diplomaコースの最終スコアで言えば45点中40点以上を取っている場合がこれに当たります)を修めている人が多くいることも了解しています。このようなことを考えると、TOEFL iBTのリーディングとライティングのスコアを合わせたものがコンスタントに55点以上に達している場合には、高校での日々の学習に注力することが受験校の幅を広げ、書類審査のある大学で合格可能性を最大化するために最も重要なことだと言えるでしょう。


※TOEFL iBTのスコアの提出が求められている大学の出願期間は8月に入ってから始まりますし、帰国生入試は早いものでも9月にならないと実施されません。このような条件を考えると、TOEFL iBTは6月の終わりまでは受験できるので、リーディングやライティングのスコアの合計が55点以上になることが1、2度あれば、卒業までは高校での学習に集中して、その後に英語の学習、TOEFL iBTの受験を回すというのでもよいと思います。


なお、SOLではIB Japanese A: literatureについて、答案の見本を多数掲載した最終試験対策教材を販売していますし、それに伴う通信指導を実施しています。関心のある人はこちらを参考にしてください。また、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


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