英語学習における辞書を引くことの重要性についてvol.7 ―英語学習の勧めvol.121―

(2013年4月17日 10:40)

こんにちは。SOLの余語です。
「英語学習の勧め」のvol. 119120では、IB Diplomaコースを含む英語圏の国々の教育制度を採用する海外の高校で学ぶ人が英語の学習や日々の授業において用いるのに最適な電子辞書に求められる条件とは何かということを説明しました。帰国生や海外生の中には、高校で上の学年に進む度に授業で扱われる内容の難度が急激に上がったように感じ、学習へのモチベーションを失ってしまう人が少なからずいますが、使用している電子辞書が状況に見合ったものではないことがその原因の一つだと考えられますので、どの機種を選択するのかということは慎重に考えなければならないものです。


さて、以前は上の2つの記事で紹介した5つの条件を満たすものがいくつかあり(例えば、セイコーインスツルのSR-S9001がその一つで、実際に使用した生徒の評判もよく、販売期間が終了した後にも中古品で入手した人がいた)、購入を考えている人はその中から自分に合ったものを選択できたのですが、現在は搭載しているコンテンツの数の多さがセールスポイントになると各メーカーが判断しているようで、理想的なものはセイコーインスツルのSR-G7001M-NH3しかありません。以下にセイコーインスツルのこの製品に関するHPへのリンクを貼っておきますので、収録辞書や機能などについてはそちらを確認してください。


【セイコーインスツル SR-G7001M-NH3】
https://www.sii.co.jp/cp/products/english/srg7001m_nh3/index.html


※この電子辞書には、初期不良として「キーン」という大きな音が聞こえるもの(「モスキート音」と呼ばれる十代や二十代の人にしか認知されない音のようです)があるようですので、自分が購入したものがそれに当たる場合には、早めにメーカーの修理窓口に連絡して正常に作動するものと交換してもらいましょう。


また、上で紹介したものよりも検索スピードが遅く、一つ一つの単語の用法やそれが取ることのできる文型に関する解説を見るのに一手間かかる(ジーニアス英和大辞典では単語の意味が書かれているページで用法などを一目で確認できますが、ルミナス英和辞典のような辞書ではそれらを説明するための別のページを表示する必要がありますし、その他のものでは例文を見て自分で理解することが求められます)のが問題であると感じないのであれば、同じメーカーの出しているSR-S9003NH3でもよいかもしれません。これについてもHPへのリンクを掲載しておきますので、関心のある人は参考にしてください。


【SR-S9003NH3】
https://www.sii.co.jp/cp/products/english/srs9003nh3/page01.html


それでは、今回の内容について、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/


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