10月19日から10月23日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 124―

(2020年10月19日 10:25)

こんにちは。SOLの余語です。
先週のグループ指導の実施のあり方についてお知らせした記事において、英語を主な使用言語とする学習環境で長年学んでいて英語運用能力で順調に伸びている人の中にも、英語で何かを学んでいる時に自分の母語である日本語を使う場合に比べて考えが深まらないと感じている人がいるということを述べました。このようなことは大学の志望理由書を作成する段階などでこれまでの自分の学習のあり方をじっくりと振り返る機会がないと実感することが難しいかもしれませんが、僕らの今まで生徒に接してきた経験からしても同じような状況に陥っている人は少なくないのではないかと思います。

現在、日本の社会には「英語学ぶ」ことだけでなく「英語学ぶ」ことに「前のめりになっている」人が多くいます。この背景には、英語が事実上の国際共通語になっておりそれを使ってコミュニケーションを取れることが将来的に有利な立場に立つことにつながると考えられていることや、(少人数制の授業を採用するなどの改善が見られるものの)日本の教育機関が様々な問題があるという評価を受けていることがありますが、大学は中学校や高校のように自分で何かを探究していくための基礎的な教養を身につけることを主な目的とした教育機関と異なり、高度な専門的知識を習得するだけでなく批判的な分析能力を養う(そして、このような能力が伸びていることを日々の授業で示すことができないと高い評価を受けられない)場でもあります。教育機関としての大学の性格を考えると、大学受験の段階で進路を選択する際にはどのような言語で学ぶのが一人ひとりの学習者にとって望ましいのかといった点を慎重に検討すべきであるということを上で紹介した事例は示していると思います。

このような必要性は、海外生活の中で高い水準の英語運用能力を身につけることができなかったケースでは一層高まります。自在に使いこなすことが難しい外国語で専門的な事柄を学ぶ場合には、授業で見聞きしたこと全てに対する理解が「ぼんやり」としたものになってしまい(ほとんど理解できないということも考えられます)、そこでの使用言語が外国語となる学生に対してその人の母語で導入的な教育を行う大学は広く世界を見渡してもほとんど存在しないことを考え合わせると、批判的な考察力を養うどころか一般的に大学で身につけることが期待されている知識を身につけることが難しくなる可能性があるからです。このような問題を克服するには、母語で書かれた本を精力的に読んでいるなどの形であらかじめ知識を蓄積できているか、外国語が使われる環境での学習(もしくは、そこで生活すること)に対する強いモチベーションがあるといった条件が必要になりますが、英語運用能力が十分に伸ばせていない状態でその言語を用いて授業が実施される大学への進学を検討する場合には、これらの条件を満たせているかどうかを冷静に判断した方がよいですし、周りの大人も程よく「ブレーキ役」になるという形でそのプロセスをサポートすべきだと思います。

さて、今週のグループ指導についてですが、東京23区やその近郊では相変わらず新型コロナウィルスへの感染が新たに判明した人の増加するペースが高いものになっていますが、3月から5月、7月から8月といった時期に見られた水準には達していないため、ここ1か月半と同様に、公共交通機関を使って教室に来る場合でも、新宿や渋谷といったターミナル駅を使わないのであれば対面で授業を受けてもらうこととし、それが難しいケースではzoomでのオンライン授業に参加してもらうことにします(個別指導や面談も同じ方針でご対応することをご了承いただければと思います。よろしくお願いいたします)。

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それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

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