6月からのグループ指導について(3) ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 102―

(2020年5月29日 11:00)

こんにちは。SOLの余語です。
6月22日から始まる今年度のグループ指導で用いる通信サービスとしてzoomが有力な候補となっていることをお知らせした前回の記事をこのブログに掲載した5月25日、東京やその近郊で新型コロナウィルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言が解除されました。これを受けて東京都の多くの人が集まる施設に対する休業要請も段階的に緩和され、SOLでも都が策定したロードマップの「ステップ2」の段階に達した時点で教室に生徒を迎え入れても問題ないということになるようです。

しかし、首都圏の大学のほとんどは例年7月後半まで続く前期の授業の全てをオンラインで行う方針のようですし、6月1日から生徒を登校させ対面授業を行う予定だったある私立の高校では、国の新型コロナウィルス問題への対策が不十分なものだったのではないかという疑念が社会に広がっているためか、生徒や保護者の一部から「オンラインで授業を受けることに慣れた状況で、電車やバスといった公共交通機関を利用して登校する必要があるのか」という声が上がっており、先行きが不透明なままだそうです。今回感染が広がったウィルスは新型でありその特性で解明されていることが少ないことや、国の緊急事態宣言解除後に外出する人が増える可能性があることも考えると、公共交通機関を使うことに不安を感じる人がいてもおかしくないと思います。

SOLでは、4月21日の記事でお知らせした通り、東京やその近郊で新たに感染が判明した人や感染経路が不明な人が一定数存在する間は、公共交通機関を利用して教室に通う人の授業をオンラインで行うことにしています。国の緊急事態宣言の解除や都の休業要請の緩和は感染の拡大をある程度食い止めることができたという判断の表れですが、上でも述べたようにこのような政治的判断に合わせて様々な施設が営業再開していることを考えると、電車やバスを使って外出する人が増えることで感染の急激な拡大が再び起こり、教室に来る生徒の受験準備に支障が出てしまうという可能性がないとは言い切れないと考えています。

そのため、新型コロナウィルスの潜伏期間が12~14日間と言われていること、またウィルスに感染したかどうかの判断材料となるPCR検査の結果が出るのに最長で1週間かかることを踏まえて、現段階で公共交通機関を使う生徒の教室への受け入れを再開する日を国の緊急事態宣言が解除された5月25日から3週間後の6月15日とし、そこまでで再び感染者の増加などが見られた場合にはその日程を見直すということにしたいと思います。

なお、感染の拡大が収束したと思われる状況になったとしても公共交通機関を使うことに不安を感じるという人はいるかと思います。そのような場合には、今後の状況がどのようなものになるにせよ、今年の夏に日本への一時帰国することが難しくなってしまったオーストラリアやニュージーランドの人などを対象にするオンライン授業を行う体制を整えますので、そちらの受講を検討してください。

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォームからお知らせいただくか、info@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
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