9月21日から9月25日までのグループ指導について―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol. 120―

(2020年9月21日 10:15)

こんにちは。SOLの余語です。
9月も下旬に入り、帰国生入試やAO入試の筆記試験や面接試験が次々に実施される時期に入ってきました。今年は7月の初めから東京23区を中心に新型コロナウィルスの感染が再び拡大し、症状の出ない若年層がその中心で、東京都などでPCR検査を行う能力が向上してきたということがあるものの、3月下旬から4月にかけての厳しい状況とされていた時期よりも多くの新規感染者が出たため、無事に受験できるのか不安に思った人も多いと思いますが、今のところ(ICUが実施方法を変更したものの)キャンセルされた入試はないようです。

今年度はもともと大学入試が新たな形で行われる予定で、長く実施されてきたセンター試験が「大学入学共通テスト」に代わり、英語の学力は海外で学ぶ高校生が受験することの多いTOEFL iBTやIELTS、TOEICといった英語運用能力試験の成績で測られることになるはずでした。このような試験のあり方は、家庭の経済力など受験生自身の学力や努力とは関係ないものが大きな意味を持つことになるため不公平であるという批判から実施が延期されることになりましたが、一般入試でも英語運用能力試験の成績を出願資格を取得するための条件として、もしくは英語試験の代わりとして提出することを求めるものが増えています。

これが意味しているのは、一般入試を受験する日本の高校生の中にも早い段階から英語運用能力試験の対策をしている人が出てくるということです(インターネットを検索すると、そのような人の学習をサポートする塾などのHPが表示されるのが目につくと思います)。地方創生政策の一環として文部科学省が首都圏の私立大学の文系学部に対して入学者数の規制をかけていることにより入試が厳しいものになる傾向にあることから、一般入試だけでなくAO入試(こちらも「総合型選抜入試」と呼称が変わるケースが多いようです)も受験するという人が増えていることを踏まえると、帰国生や海外に滞在した経験のある人がAO入試をするのにも何らかの影響が出ると考えられます(すでに昨年、早稲田大学社会科学部のグローバル入試において学部の予想を遥かに超える数の出願者が集まり、合否の判定が提出した書類や小論文の内容をしっかりと踏まえたものにならないということがありました)。この点について今年度の生徒が受験する様子から分かったことをこのブログでまた報告しようと思います。

さて、今週のグループ指導についてですが、東京23区やその近郊で新型コロナウィルス感染に関する実効再生産数などが少しずつ上昇してきていますが、市中感染が広がってきているとは言えないという評価があるため、ここ3週間と同様に、徒歩や自転車で教室に来ることができる人だけでなく、公共交通機関を利用する場合でも、新宿や渋谷といったターミナル駅を使わなくて済むという人にも対面で授業を受けてもらう予定です(このような条件に当てはまらない場合にはzoomを用いたオンラインでの受講となります)。また、来年度の受験に向けた個別面談も同じ方針で対応することになりますが、関心のある方は以下のフォームよりご希望の日程などをお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【個別面談お申し込みフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

それでは、帰国生大学受験セミナーのグループ指導の内容や日程などに関して情報をご希望の方は以下のフォーム、もしくはinfo@schoolofliteracy.comよりご連絡ください。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

トップへ戻る