帰国生入試の出願資格を得るための条件について(4)―帰国生大学入試についてvol. 301―

(2021年6月4日 14:45)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、日本の大学の帰国生入試で出願資格を得るための条件の中で重要なものの一つである「海外の教育機関における在籍期間」について説明しました。多くの大学では、海外の高校を卒業したかどうかで求められる年数が異なってきますので、自分がどこで中等教育を修了することになるのかを念頭に置きながら入試要項に記載されている条件を確認してもらえればと思います。

SOLの帰国生大学受験セミナーでは毎週月曜日の9時半から10時50分までを入試に関するガイダンスの時間としており、その中でこれまでに述べてきたような入試要項を見る際の注意点について話すことがあります。そして、「海外の教育機関における在籍期間」に関する話をすると、北半球の高校を卒業した人から「11年生の始めから12年生の終わりまで高校に在籍したが、実際に海外に滞在した期間は1年9ヶ月しかない。この場合でも『継続して2年以上在籍していること』という条件のある大学や学部・学科の帰国生入試で出願資格が得られるのか」と訊かれることがあります。

北半球の高校はある年の9月から翌年の5月もしくは6月までが1つの学年となりますので、上のような状況に置かれることがあり得る訳ですが、入試要項の「海外の教育機関における在籍期間」に関する条件の中では「年」という表現を用いている場合でも(このような大学が多いと思います)それは「学年」を意味しているのが一般的です(日本の大学は入試の担当者を定期的に交代させており、海外の教育制度や自分の大学が実施している特別入試に関して十分な理解がない人が担当者になることもあるので、上のような理解に否定的な見解を示す人もたまにいるかもしれませんが)。よって、海外での滞在期間が記載されている年数に満たない場合でも学年数に問題がなければ出願資格を認められるということになります。

また、これは説明の必要はないかもしれませんが、「海外の教育機関における在籍期間」に関する条件では、「継続~(学)年」や「通算~(学)年」といった表現が見られます。前者は「連続して在籍した(学)年数」を指し、例えば「高校卒業までの2(学)年を継続して在籍」という場合には最終学年とその前の学年の全日程で海外の高校に在籍していることが求められます。一方で、後者は「大学が指定している教育機関に合わせて何学年在籍したか」ということを問題にしており、大学が「中等教育機関で通算4(学)年」という条件を設定している場合には、海外の中学校や高校に在籍した期間が合計で4学年以上でなければ出願資格が得られないということになります。

なお、日本の大学の帰国生入試の出願資格を得るための条件では、海外の高校を卒業した場合には海外の教育機関における在籍期間が「継続2(学)年以上」、日本の高校に編入した場合には「通算3~4(学)年以上」とするのが一般的です。

それでは、日本の大学の帰国生入試やAO入試の受験に関してご質問などがありましたら、以下のフォームからご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comにメールをお送りいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【教育相談フォーム】
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