「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の授業について(3)―SOLからのお知らせvol.244―

(2022年2月23日 16:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
2月9日の記事では、「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の1学期以前(2022年1月4日~6月17日)に行う個別指導に関連して、すでにオーストラリアやニュージーランドの高校を卒業したがまだ進路が決まっていない人や、昨年の受験で期待した結果が出なかったので再度帰国生入試やAO入試に挑戦する人の受験サポートについて述べました。これらの試験に向けた準備は正しい形で行っていれば時間をかければかけるほどよりよい成果が出る可能性は高まります。関心のある人はまず個別面談を受け、今後の学習課題を明確にしてもらえればと思います。

〇個別面談お申込みフォーム
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form2.html

さて、今回からいくつかの記事では、「既卒生/2022年5・6月卒業生コース」の1学期の概要をお知らせしたいと思います。

〇1学期(2022年6月20日~8月26日)
SOLの帰国生大学受験セミナーでは、全てのプログラムを組んでいく際に基本となる方針がありますが、その一つがしっかりとした内容を伴う学問的なコミュニケーションを行う力を生徒に付けてもらうということです。このような力はこれまで先進国の社会を形作ってきた様々な前提が崩れていき、大きな変化が生じると予想する人の多い時代を生き抜いていくのに必要なだけでなく、帰国生入試やAO入試でよりよい成果を上げることを可能にするものでもあります。

これらの入試では面接試験が行われることが多く、このような試験では試験官である大学の教員とコミュニケーションを取ることになるので、上で述べたような力が重要になるというのは分かりやすいと思うのですが、日本語小論文試験でも同じことが言えます。ほとんどの大学は日本語小論文試験においてA4用紙1、2枚分の文量がある問題文を出題し、その筆者の主張そのものに対してか、関連するトピックについての自分の考えを筆者の主張を参考にしながら述べることを求めます。

ここで採点者から高い評価を受けるような小論文を書くには、まず問題文の内容を正確に把握することが必要になりますし、自分の考えを論理的に整合性がある形でまとめた上で、他の人が説得力を感じる形で表現できるようになっていなければなりません。このようなことを考えると、帰国生入試やAO入試は学問的なコミュケーションを取る力があるか(もしくは、それを大学で学ぶことによって身に付けられる素地が出来上がっているか)ということを異なる形式の試験を組み合わせることで測るものだと言うことができるのです。

SOLの教室に来たことがある人は分かると思うのですが、教室に入る扉を開けると大きな机が置かれた共有スペースがあり、そこに2人の教師が座っているのが目に入るようになっています。動線的に授業を受ける教室に行く際には必ず教師のいるスペースを通ることになる配置を採用したのは、1日で少なくとも2度(教室に来た時と帰る時ですね)我々と空間的に近づくことで生徒に何らかの形でコミュニケーションを取るきっかけを与えるのではないかという考えを反映したものです。

そして、この学期から始まるグループ指導では、対面で授業を受ける人の数の上限を16名としているのが特徴の一つです。それも授業の規模を教師と生徒が対話することができるサイズにしておく(私立大学の社会科学系の学部の中で最も充実したプログラムを持つ早稲田大学の政治経済学部でも、1つのゼミの参加人数は15名以下に抑えていると聞いています)ことで、帰国生入試やAO入試で十分に評価してもらえる水準まで学問的なコミュニケーション能力を伸ばすための機会を一人ひとりの生徒にできるだけ持ってもらいたいという意図があるのです。

なお、この学期の詳細については、以下のページをご参照ください。 https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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