2023年9月以降に大学入学を目指す人を対象にした夏期の授業について(2)―SOLからのお知らせvol.258―

(2022年6月1日 18:45)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
4月6日の記事では、2022年6月20日から8月12日までの間に実施する、2023年9月以降に大学入学を目指す人を対象にした定員4名の少人数グループ指導では、週に3コマ(1コマ80分)、TOEFL iBTやIELTSのReading対策(「アカデミック・リーディング」)を行うと述べました。海外の教育機関で学ぶ人にとって、このパートのスコアを上げることが最も難しいものですし、そのための取り組みが長い期間を要するのが一般的であるため、このような内容の授業を実施しています。

さて、この少人数グループ指導には、「アカデミック・リーディング」の他に、「英語文法・語彙基礎確認」という授業が週2コマあります。これは希望者のみの受講としていますが、例えば高校から英語圏の国や地域に単身留学している人の中には、留学するための準備として日本にいる間に英語の学習にしっかり取り組んだことのない人が多くいます(英語が苦手だから留学するという人も少なくないようです)。このようなケースでは、高校などでの生活において実際に英語を使用する体験を蓄積し、そこで見聞きできたものを自分なりに分析することだけでその運用能力を伸ばすことになります。

しかし、日常生活の中でふれられるものには限界がありますし、高校での学習に積極的に取り組んだとしても、TOEFL iBTやIELTSで高いスコアが取れる水準まで伸ばすために必要とされるだけの蓄積を得るには高校3年間という期間は言語教育に関する研究の成果を踏まえると短いものになります。それに加えて、留学をする前に英語運用能力を上げておかないと、周りの人とのコミュニケーションに消極的な姿勢を取るようになることで、英語を使用する体験そのものが量的もしくは質的な面で望ましくないものになったり、高校の課題などに追われてそれらをじっくりと分析する時間が持てなかったりするといった状態になりがちです。

また、海外に長い間滞在して、英語運用能力が伸びることが期待される程度の体験がある場合でも、それを分析したものに誤りが含まれていることはよくありますし、日本語が母語になっている人がそれを学習の道具として自由に使いこなせるようにするための取り組みを十分に行っていないのであれば、そもそも体験の分析を正しく行うことを期待するのが難しくなります。このようなことが原因となり、文法の基礎的な項目や英語圏でよく使われる単語・表現の意味を誤って理解しているがために、TOEFL iBTやIELTSのスコアが一定のところから上がっていかないというケースも見られます。

これらの問題を克服するためには、なるべく早い段階で文法や単語・表現に関する意識的な学習に取り組む必要があります。そこで、SOLの帰国生大学受験セミナーでは、2023年9月以降に大学入学を目指す人を対象とした「英語文法・語彙基礎確認」という授業において、英文法の中で誰もが理解しておくべき12の項目や英語圏の国や地域でよく見聞きされる3000個の単語に関する教材を使って、英語運用能力の基礎的な部分を固めるための指導を行います。上で述べたような点に心当たりがある人には受講を検討してもらえればと思います。

なお、今回紹介した、2023年9月以降に日本の大学への入学を目指している人を対象とした少人数グループ指導の詳細は以下のリンク先で確認してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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