「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の概要について (8)―SOLからのお知らせvol.294―

(2023年3月24日 19:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月26日~9月1日)から始まるグループ指導において、月曜日から金曜日の授業の開始時間を9時半としているという話をしました。これには、日々の課題に集中力を伴った形で取り組むためには生活リズムを整えた方がよいことだけでなく、入試の本番でそこまでに蓄積した力を最大限発揮するのに普段から同じようなスケジュールで生活をすることが望ましいことがあります。

さて、この学期の授業の中で、全ての生徒が受講することになっているものの一つに「共通小論文」(週2日4コマ)があります。ここでは、多くの帰国生入試やAO入試と同様に、学者やジャーナリストが書いた文章を読んで、そこで扱われたトピックに関する自分の考えを述べるという問題を1週間で2つ出しています。教材としているものが主なトピックとしているのは受験する学部・学科に関係なく出題される可能性があるもの(これらの入試には、早稲田大学の帰国生入試のように全学部共通の試験を行うものもありますし、社会科学系の学部で人文科学の観点からの文章が出題されることも珍しくありません)や、20歳前後の人が理解を深めておくべき社会や個人が直面する様々な問題です。

答案は授業の2、3日前までに提出してもらい(生徒の学習の状況によって前日に提出するのを認めることもあります)、授業の始めに僕らが添削したものを返却します。その上で、まずは生徒が問題文を読んだ際に意味が分からなかった単語や表現、文章の内容に関して疑問に感じたことなどの質問に対応しながら、そこで取り上げられたトピックやそれに関連する問題、文章の読み方といったことを解説していきます(「共通小論文」は1回の授業が2コマ連続で行われますが、小論文試験対策を始めた人が多い1学期の授業ではこのようなプロセスに120分くらいかかるのが通常です)。そして、実際に生徒が書いた答案のいくつかを教材にし、答案を作成する際に望ましい文章の形はどのようなものか、内容にどのようなものを含めれば説得力のある(=入試において評価される答案)になるのかを生徒の意見を聞きながら確認していきます。

また、「日本語読解・語彙」が全ての生徒が共通して受講するもう一つの授業になります(週2日2コマ)が、これはいくつかの帰国生入試で見られる現代文試験の対策であると同時に、「共通小論文」で扱うものよりも長い日本語の文章を読み、内容を正しく理解するのに必要なものを身に付けてもらうこと、20歳前後の人には自分の考えを述べることが難しいものの現代社会のあり方などについて十分な理解を持つためにはふれておく必要があるトピックを身近に感じられるようにすることが目標になります。こちらでも授業までに主に記述式の説明問題や漢字の読み書き問題に対する答案を作成してもらうことにしています。

なお、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の日程や授業料などについては以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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