既卒生/2024年5月・6月卒業生コースについて(13) ―SOLからのお知らせvol.346―

(2024年4月20日 19:15)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、「精神的に安定した状態で学習に取り組めるような環境を作る」というSOLの運営方針を施設面に反映したものとして、教室から徒歩1、2分のところにあるシェアハウス的な宿泊施設を紹介しました。6月下旬から始まる「既卒生/5月・6月卒業生コース」のグループ指導には、例年、東京の世田谷区にある教室に通うことが難しい地域に自宅がある人や、自分以外の家族が海外にとどまることによって一人で帰国することになった人がおり、彼ら/彼女らに安心して帰国生入試や総合型選抜の準備をしてもらえるように、4年前の教室移転に伴って宿泊施設を確保しました。

2022年度の帰国生大学受験セミナーでは、この施設に6月から10月下旬まで4名、11月から翌年2月の終わりまで2名(途中で1人入れ替わったので合計で5名)の男性生徒が宿泊していましたが、上で述べたような条件に当てはまるのはイギリスのロンドンやアメリカのピッツバーグから帰国した2名と埼玉県に自宅があり教室まで片道1時間半以上かかる1名でした。残りの2名は自宅から教室まで徒歩や電車で1時間以内の地域に住んでおり、そのうち1人は7ヶ月間この施設に住んでいました。

このような人は、宿泊施設を確保してからの4年間、毎年1、2名いますが、彼ら/彼女らがそこに宿泊している理由には、自宅と教室を往復する時間も学習に取り組める、もしくはできるだけ長い時間教室にいることで僕らや他の生徒からより多くのものを吸収したいと考えていることがあります。また、スマートフォンが普及しそこで利用できるアプリも多様性が増している中で、夜遅くまで起きる日が多くなってしまい、朝から学習に打ち込むことができなくなってしまったため、生活リズムを改善しようと宿泊施設を利用する人もいます(帰国生大学受験セミナーのグループ指導は入試本番に合わせて9時半開始になっていますが、宿泊施設にいる人が8時くらいから自習している姿をよく見かけます)。

そして、自宅に帰ると保護者から受験に関連する話を色々とされるため、授業で取り上げられる課題を進めたり読書をしたりする時間が無くなってしまう、もしくはそこで生じる自己肯定感の低下によって学習に前向きな気持ちで取り組めなくなってしまうという話もよく聞きます。日本ではキャリアがどの大学を卒業したかによって決まってしまうという認識が一般的なものになっていますので、どのような方向性で学習を行っているのか、熱意を持って取り組めているのかといった点で周りの大人が心配するのはよく分かるのですが、帰国生入試や総合型選抜を受験する18、19歳の年齢層にある人は自分に関係する様々な事柄について自分なりに決めたいと考えるようになるのが通常であり、保護者と一定の距離を取ることで学習に専念したいということで宿泊施設を利用するようです。

前回、今回の記事で紹介した教室から徒歩1、2分のところにあるシェアハウス的な宿泊施設は、各年度で宿泊することを希望した最初の人によって6月から男性寮にするか女性寮にするかを決めています(年度の途中で6月から住んでいた人全てが受験終了となった時点で見直すこともあります)。2024年度はどうなるのかについてはまたお知らせできればと考えています。

「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。

【概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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