既卒生/2024年5月・6月卒業生コースについて(15) ―SOLからのお知らせvol.349―

(2024年5月2日 18:30)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
4月25日の記事では、SOL帰国生大学受験セミナーの「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」において、6月下旬から始まるグループ指導の受講のお申込みを週単位で受け付けていることが特徴の一つになっているという話をしました。一口に北半球の英語圏の国の高校と言っても卒業の時期が異なりますし、様々な事情によって日本に本帰国する日程が他の人よりも遅くなることがあるからです。特に、後者のようなケースでは、授業外の時間で補講を行うなど、周りの生徒に追いつけるようなサポートをしています。

さて、グループ指導の受講のお申込みを週単位にしていることにはもう一つ理由があり、「授業を受講する必要のない期間に無駄な費用を発生させないこと」がそれに当たります。大手の予備校で帰国生入試や総合型選抜の受験準備を行う場合、9月から10月中旬までに実施される私立大学のものの対策を行うコース、11月下旬の国立大学や公立大学を受験する人を対象としたコース、翌年2月に実施される難関国立大学の帰国生入試に向けた学習を行うコースのどれかを選択するという形になっていますが、どのコースを受講することにしたとしても、指定された期間全ての授業料を支払わなくてはならないようになっています。

このようなシステムでも、全ての授業を受けなければならないような形で受験が続いていけば、「大学に合格して学習サポートの必要がなくなったのに授業料だけは請求される」という状況は避けられるかもしれません。しかし、実際には、例えば慶應義塾大学の法学部政治学科の帰国生入試と早稲田大学政治経済学部政治学科のグローバル入試に出願し、9月上旬の時点で前者の合格が決まった場合、それ以降は後者の1次試験を通過した人のみが面接試験の準備を行うことになりますし、この試験は提出された書類を本当に受験者自身が作成したものであるのかを確認する程度のものですので、日本語小論文試験対策の授業を受ける必要はありません。そうなると、少なくとも3週間分の授業料を無駄にしてしまうことになってしまいます。

上のようなケースにおいて、受講のお申込みを週単位で行うことが可能であれば、慶應義塾大学の帰国生入試の合格発表がある週まで授業を受けることにしても、その後に無駄な費用が発生しないことになります(その後の入試を受験する可能性がある段階で受講を中止してしまうのは志望順位の高いところに進学する可能性を低めてしまうため、僕らもお勧めしていません)。そのため、SOLの帰国生大学受験セミナーのグループ指導では、週単位で受講のお申込みをできるようにしています。

なぜこのような点を僕らが重視するのかと言うと、最近、授業を受ける費用が大きなものになることが気になって、帰国生入試や総合型選抜の準備に専念できないという人が増えているからです。これは、多くの人が幼い頃から市場経済の中に組み込まれるようになったことや、そのような状況において「費用対効果」を意識しなければならないような言葉を周りの人から投げかけられるようになったことなどが関係していると思われますが、それで本来の能力に見合った結果が出ないというのでは受験に向けた学習の意味も減じてしまいます。そのため、僕らは今回紹介したようなお申込みのあり方が望ましいと考えているのです。

「既卒生/2024年5月・6月卒業生コース」の概要は以下のウェブページにおいて確認できます。

【概要】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

【帰国生大学受験セミナーの授業の特徴や内容などについて】
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/info/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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