2011年度早稲田大学帰国生入試英語試験に関して-英語学習の勧めvol. 23-

(2010年11月26日 18:11)


こんにちは。SOLの余語です。
前回までは、英語学習の方法について述べてきましたが、今回は少し話題を変えたいと思います。語学はその学習の成果が目に見えてわかるというものでもないうえ(単語を一つ覚えても、それを目にする機会は訪れることがないということは多いですので、向上しているという実感を抱くことは難しいですよね)、到達点を設定しにくいものですので、モチベーションが湧かないという人がいるでしょう。これから折にふれて、帰国子女枠入試で出題された英語試験の出題傾向や難易度を大学別に紹介しますので、それを参考に学習目標を設定してもらえればと思います。

今回は、その第1回目として、早稲田大学の帰国生入試の英語試験の特徴について説明したいと思います。これまで、帰国生入試(および、帰国生が多く受験するAO入試)では、早稲田大学の政治経済学部のAO入試のものと上智大学外国語学部英語学科のものが最も難しい試験でしたが、前者は来年度からTOEFL iBTのスコアを提出する形式に切り替わりますし、後者は受験する人の数が限られています(出題形式などに関しては、後日ブログ記事を作成する予定です)。多くの受験生が受けるもので最も難度が高く、英語運用能力が総合的に試されるものは、今回紹介する早稲田大学帰国生入試のものだと言えるでしょう。

早稲田大学帰国生入試の英語試験は、以前に存在したTOEFL PBTや高校や大学で受験することのできるTOEFL ITPと同様の形式を取っています。具体的には、15~20行程度の文章の読解問題が5問(それぞれに4択の問題が4つずつ付いています)、空欄補充問題が15問、文の中で誤っている箇所を選択する問題が10問(これらも全て4択です)、それにエッセイ課題という構成です。

文章読解問題は、新聞記事や一般的に流通している雑誌の記事から抜粋された文章が多く、このようなものに日ごろからふれている人にはそれほど難しいものとは言えないものですが、引っかけ問題(例えば、littleとa littleの違いに注目していないと間違えてしまうもの)や消去法でしか正解を導き出せない問題、文章に題名をつける問題があり、これらに関しては事前にある程度練習しておくことが必要です。また、単語や成句表現の意味や同義語を問う問題も合わせて出題されますので、これまでの「英語学習の勧め」で説明してきた方法などを使って、単語や定型表現に関する知識を増やしていかなければなりません。

この点は、次の空欄補充問題でも同様です。例年、15問のうち、少なくとも10問程度が適当な単語を入れたり、成句表現を完成させたりするものです。また、これに加えて、接続語や前置詞(in、on、with、from、to、byなど)、仮定法(現実とは違うことを述べるための表現法)などの文法的知識が問われますが、中心は単語や成句表現に関する知識を問うものですので、読解問題対策と同様の対策を取っていくことが必要になります。

そして、誤っている箇所を選択する問題では、単語や表現の用法(例えば、ある文ではsurpriseという語をsurprisingという形で使うのが正しいのか、surprisedで使うのが正しいのか)や、時制(tense、例えば、現在形と過去形、have done、had doneの中でどの形を用いるのが正しいのか)、分詞、動名詞(doingやdoneの形になった動詞の用法です)、仮定法などの文法的知識が幅広く問われます。このような問題は、TOEICの問題集などで練習することができますが、苦手な人はテキストや授業などで文法に対する基本的な理解を得るようにすべきでしょう。

最後に、エッセイ課題に関してですが、文法や単語の使い方、構成を重視した採点方式を取っていますので、同様の採点方式を取るTOEFL iBTのWriting Sectionのエッセイでスコアアップを目指すことが最も効果的な対策となります。2008年度から今年までのテーマを以下に列記しておきますので確認してください。

2008年度 国連事務総長になった場合にやりたいこと
2009年度 食料自給率の向上の日本での実現性について
2010年度 グローバル社会で日本人がリーダシップを発揮できるようになるにはどのような対策が適当か
2011年度 日本社会における人口減少の影響とその対策について

このような試験に向けて、今からどのような準備をするかは、現段階での英語の習熟度によります。TOEICやTOEFLなどのスコアや海外滞在歴、これまでにどのような勉強をしてきたかを知らせてもらえれば、詳細なアドバイスができると思います。このような情報をご希望の方は、無料教育相談フォームよりご連絡ください。

【無料教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html

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