単語や成句表現の学習の重要性についての再確認 ―英語学習の勧めvol.27―

(2010年12月07日 16:41)


こんにちは。SOLの余語です。
これまで単語や成句表現の学習に関していろいろと説明してきましたが、今回をその最終回とし(教材を作成している時などに気が付いたことがあれば、またブログ記事にする予定です)、今後は英文法で理解しておかなければならないポイントについての説明をしたいと思います。その前に、単語や成句表現の学習の必要性について再確認をしておきましょう。

毎年、英語の授業を担当する中で、英語圏の教育制度の高校に通っていた人に接していて実感するのは、英語の長文を読んだり書いたりするために必要な語彙量がなくても海外での生活は無事に送れるのだなということです。実際、僕も中学生の時にアメリカで2年間生活しましたが、現地で生活を送る中で大きな問題に直面したという覚えはありません。

しかし、日常生活を問題なく送れるというレベルの語彙力では、TOEICやTOEFL、もしくは日本の大学の帰国子女枠入試の英語試験に十分に対応することができません。例えば、これらの試験の長文読解問題では、新聞や雑誌の記事、学術的な論文などといった「硬い」文章が出題されることが多いですが、英語にはこの種の文章でしか目にすることがない単語や成句表現が多く存在します(これは、日本語でも同様です)。このような単語や成句表現に対する知識がなくては、英語の長文を正確に理解できません。

また、その他にも空欄補充問題が出題されることが多くありますが、TOEICで出題されるものの場合、英語を使用した経験から自分なりに文法について整理することで対応できる問題もあります。しかし、早稲田大学帰国生入試の過去問を紹介した際にも述べましたが、文脈に合った単語や成句表現を入れるものが大半ですので、この点でも単語や成句表現に関する知識を増やしておく必要性があると言えます(ちなみに、英語で日常会話さえできれば、社会人になる際の十分なアピール材料になる、もしくは海外でビジネスを行うために必要な資質を身に付けたことになると考える人がいますが、このような考え方も誤りだと言えます。実際のビジネスの現場では、「硬い」言葉が飛び交っているからです)。

さらに、英語の単語や成句表現に関しての学習を行わないということは、自分の使ったことがあるものを繰り返し使用していくことを意味していますが、それでは限られた人間関係や場で現地での生活を送ることになり、これによって精神的な面での成長に必要な刺激を得られなくなる可能性があります。今後、「帰国生大学入試について」でも扱う予定ですが、帰国生入試やAO入試では社会問題などに対する知識よりも、精神年齢の高さというものが(そして、その後の人生においても同様ですが)大きな武器になります。このようなことを考えると、成長のための素地となる単語や成句表現の学習の重要性がよりいっそう高いものになるはずです。

学校の授業やTOEIC、TOEFL対策などを行う中で、辞書を十分に活用しながら(また、このブログで紹介した学習法を参照しながら)、単語や成句表現に関する知識を蓄積していってもらえればと思います。それでは、今回の内容に関してご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

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