現在完了形(the present perfect)の用法を確認しましょうvol.4 ―英語学習の勧めvol.53―

(2011年4月8日 14:11)

こんにちは。SOLの余語です。
これまで、現在完了形という時制表現には、「これまでに何かをしたことがある」という「経験用法」と、「これまでに何かをした結果、現在、ある状態になっている」という「完了用法」があることを述べてきました。今回の記事では、引き続き、現在完了形のもう一つの用法について説明したいと思います。

その用法の説明をするために、以下で過去形の文と現在完了形の文を例文として挙げますが、この2つの文にはどのような意味の違いがあるでしょうか。考えてみましょう。

We lived in the city that you are talking about.
We have lived in the city that you are talking about.


これまで、現在完了形は過去形と異なり、現在の状態を表すことが主な目的となっていると述べてきたことから、この2つの文の内容の違いは推測できるかもしれませんが、上の過去形を使った文は、「私たち」が「あなた方」が今、話題にしている都市に、過去のある時点や一定の期間住んでいたということだけを表しています。

それに対して、下の現在完了形になっている文は、ある過去の時点からその都市に住んでいることだけでなく、現在も引き続き住んでいることを表しています。ですので、この文には、for ten years(十年間)、since we moved here in 1959(1959年に引っ越してから)といった語句が後に続けられるわけですが、このような現在完了形の用法は、日本語で書かれたテキストでは「継続用法」と分類しています。

この用法では、「現在を含む、ある一定の期間にわたって、何かをし続けている(もしくは、ある状態にある)」という現在の状態を表すことができるということは、次の2つの例文を比較すると、より明確な形で理解してもらえると思います。

We knew each other in high school.
We have known each other since we were in high school.


これら2つの文のうち、上の文では、「私たちは高校生の時に知り合った」という過去のある時点での行動が示されることになりますが、下の文は、「高校生の時に知り合って、それからずっと親交がある」という内容になります。述語をhave knownの形にすると、ある時点から現在まで続いている状態や動作を表すことになるのです。

前回までで説明した用法と同様に、現在完了形の「継続用法」でも「過去から現在まで何かを継続して行っている」という形で、現在の状態が表されています。辞書からいくつか例文を引用しておきますので、この点について、同じ動詞を使った過去形の文を頭の中に浮かべながら、確認してみてください。

There has been no rain here for almost two months.
They got married in 1956, and have been married ever since.
I haven't slept well for two months studying for my entrance exams.


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