大学1年生の入学直後の生活はなかなか大変なようです ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol.12―

(2011年5月2日 18:15)


履修に悩む学生の写真
こんにちは。SOLの余語です。
今年も5月に入りましたが、東日本大震災の影響で授業開始を延長していた大学では、どのような科目を履修するのかを決める期間に入ったり、サークル選びなどを本格化したりしているようです。SOLの教室には、相変わらず昨年度の受講生が多く訪れており、大学入学直後の生活についていろいろな話をしてくれています。

多くの帰国生や海外生の人にとって想像できることだと思いますが、大学に入学する直前の時期には皆、海外在住経験のない、日本の高校を卒業した人が大多数という環境の中で友人を作ることができるのかということや、世界史や日本史、公民といった科目を高校時代に履修していない自分たちが大学の授業についていけるのかということに大きな不安を感じているようです。しかし、このような不安は大抵の場合、杞憂に終わり、入学して1ヶ月ぐらい経ったころには大学という新しい環境に適応するというのが、これまでの受講生を見る限り、一般的なことだと思います。

昨年から自分たちで教室を持ち、生徒にとって身近に感じられないスタッフがいないためか、これまでに指導してきた生徒が多く訪ねてくるようになりましたが、その中で僕が初めて体験したのが、大学で履修する授業を決定するのをサポートするということです。僕が大学生の頃は通年科目(一年間、授業が続く科目ということです)が多く、また履修についてのルールも単純なものでした。このようなイメージを今も持っているため、今回のサポートについても軽い気持ちで応じたのですが、現在は半年で授業が終了してしまう科目が多い上に、一つ一つの授業が細かなカテゴリーに分類されているなど、複雑なルールが存在しています。その全体像を把握するのは僕にとっても時間がかかりましたし、その上でどの授業を履修するかを決めるのには、4年間の学生生活に対する展望を持って臨まなければならないので、入学したての大学生にとっては大きな悩みどころのようです(これが人間関係を広げることにつながる場合も多いので、歓迎すべきことなのかもしれませんが)。

なお、これから受験をする人に大学生活に関する具体的なイメージを持ってもらうために、今後もOBOGがどのような生活を送っているかということについて記事を書く予定ですが、内容に関するご要望などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

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