2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.7 ―帰国生大学入試についてvol.27―

(2011年6月1日 13:20)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、学習院大学の2012年度入学者を対象とした海外帰国入学試験の2つの出願資格のうち、外国高等学校出身者を紹介しました。今回は、もう1つの出願資格である海外帰国生徒の条件や手続き期間などについてお知らせしたいと思います。

海外帰国生徒という出願資格は、日本の高校に編入した帰国生のためのもので、その基本的な条件は以下のようになります。

1. 日本語での講義などを理解できること
2. 保護者の海外勤務に伴い海外で教育を受けたこと
3. 日本国籍や永住権を有していること
4. 海外の中等教育機関(中学校、高校)で2学年継続して、または通算して3学年、教育を受けていること
5. 日本の高校に編入後、大学入学までの期間が、法学部、経済学部の場合1年半以内、文学部の場合2年半以内であること


これに加えて、法学部政治学科や経済学部では、外国高等学校出身者と同じように、滞在国などの大学入学資格取得試験や外国語検定試験、TOEFL PBTやiBTを受験することが必要になります。なお、単身残留(海外渡航の原因となった保護者が先に帰国してしまった場合のこと)や、日本の高校に編入した期間が規定よりも若干長い場合には、個別に審査するようですので、7月25日から28日までの問合せ期間に、アドミッションセンターに問合せをしてみてください。

入試当日の学科試験は、外国高等学校出身者、海外帰国生ともに、学部によって異なりますので、以下のリンク先を確認してもらえればと思いますが、法学部では外国語試験がありませんし、文学部では外国語試験にフランス語やドイツ語、中国語があります。よって、英語圏ではない国や地域の現地校に通っていた人にもチャンスがあると言えます。また、英文和訳しかない経済学部については、TOEFL iBTなどのスコアで必要とされる英語運用能力の水準を示すことができますので、自分の合格可能性を知りたい人は教育相談フォームより連絡してください。

【学習院大学 海外帰国入学試験】
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/adm/adm/overseas/index.html

なお、学習院大学の出願手続き期間は8月24日~26日、29日になります。出願書類は郵送ではなく、大学の窓口に直接持参しなければならないという点に注意してください。

それでは、学習院大学の海外帰国入試対策などについてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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