2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.11 ―帰国生大学入試についてvol.31―

(2011年6月30日 16:05)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、青山学院大学の帰国子女入試の出願条件や、帰国生を対象とした特別な入試制度を持っていない学部・学科の受験について述べました。今回は、文学部英米文学科の自己推薦入試の概要をお知らせしたと思います。

この入試は、昨年始まった英語資格取得者自己推薦入試の名称だけが変更になったもので、自己推薦入試ですので、外国の高校に在籍した経験のある人だけでなく、日本の一般の高校生も受験することが可能です。よって、外国の学校の在籍期間に関する規定がなく、受験までに高校をしているか、卒業見込みであることしか求められていません。

一方で、TOEFL iBTやTOEICなどの英語運用能力試験については、3年以内に一定以上のスコアなどを取得していることが出願資格を得るための条件になっています。英検であれば準1級以上を取得していることが必要になりますし、TOEICは730点以上、TOEFL iBTは68点以上のスコアを提出できなければなりません。

合格者の選考は、第一次審査(書類審査)と第二次審査(日本語・英語による小論文試験、面接試験)で構成されており、それぞれの段階で出願手続きを行わなければなりません。昨年度の試験では、第二次審査に進んだ人が全て合格しており、書類審査が重要であったようですが、それを通過するために、TOEFL iBTやTOEICでどれくらいのスコアを取っておくべきかということについては、先日配信したメールマガジンで説明してありますので、そちらを参考にしていただければと思います(メールマガジンの配信登録をまだしていないという人はこちらから登録してください)。

なお、第一次審査の出願手続きは9月1日から5日までです。受験する人は、出願要項をなるべく早く入手して、必要な書類を揃えるようにしてください(特に、TOEFL iBTやTOEICのスコアレポートは手元に届くまでに時間がかかるので、注意が必要です)。また、文学部英米文学科の一般入試には、英語のみで受験できるものがあります。この入試で合格できなかった場合には、2月までの間に一般入試対策のための英文法の問題集などでじっくりと準備をするようにしてください(英語圏の教育制度を採る高校に通っていても、日常の生活の中では見たことのない表現などが出題されますので、特別の対策を行うことが必要です)。

それでは、今回の内容や青山学院大学の入試対策などについてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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