2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.20 ―帰国生大学入試についてvol.40―

(2011年8月24日 14:00)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」では、最近の4回(vol. 36373839)で中央大学の帰国生を対象とした特別入試の出願要項をお知らせしてきましたが、この大学の法学部や商学部には自己推薦入試という制度があります。こちらでも帰国生を受け入れていますので、今回はその出願条件などを取り上げたいと思います。

まず、法学部の出願条件は以下の通りです。

(1) 国内外を問わず、学校教育における12年の課程を2012年3月までに修了すること
(2) ボランティア活動に参加するなど、個性的で意欲的な高校生活を送り、広い視野と行動力を有すること


この学部の自己推薦入試では、出願条件の(2)に対応して、1,400字~1,600字の自己推薦理由書を出願手続きの段階で提出することが求められていますが、そこで自己アピール材料として使えるものには、海外で習得した外国語運用能力が含まれています。この場合、TOEFLやTOEICなどのスコアの証明書を提出することが求められていることに注意してください。

次に、商学部の出願条件は以下の2つになります。

(1) 2010年4月1日から2012年3月31日までに、学校教育における12年の課程を修了すること
(2) 高校において一定以上の成績を取得し、学校内外の活動で成果を収めたり、資格を取得したりしていること


このうち、(2)については、日本の高校を卒業した人の場合、評定平均値4.0以上の成績を取る必要がありますが、海外の高校を卒業した人は、出願手続きを取る前に自分の高校での成績がそれに相当するかを大学側に判断してもらわなければなりません。この期限が9月15日までとなります。

合否の選考は、法学部が書類審査、講義理解能力試験(講義を受けた後に、それに関連したテーマの論述試験を受けるもの)、グループディスカッション、商学部が書類審査、学科試験(小論文試験、外国語試験)、面接試験になります。学科試験の出来だけでなく、志望理由書や自己推薦理由書など、提出書類の内容も自己推薦入試では特に重要になりますので、その作成には十分な時間をかけるようにしましょう。

出願手続き期間は、法学部8月23日から29日まで商学部9月29日から10月6日までとなります。通常の帰国生入試と違い、自己推薦理由書や活動報告書など、自分で作成しなければならない書類が多くありますし、法学部の場合、他の入試と異なる形態の試験になるので、受験準備に手間と時間がかかりますが、海外帰国生等特別入試との併願は認められているようですので、中央大学への強く希望する人は出願を考えてみてもいいと思います。

それでは、今回の内容についてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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