2012年度帰国生入試の出願条件などに関してvol.17 ―帰国生大学入試についてvol.37―

(2011年8月5日 14:05)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、中央大学の2012年度入学者を対象とした海外帰国生等入試の出願資格などをお知らせしましたが、この大学の帰国生が受験できる特別入試制度は他にもあります。今回は、法学部と商学部で実施される英語運用能力特別試験を取り上げたいと思います。

この入試は、帰国生のみを対象としている入試ではないため、これまでに紹介したものと異なり、海外の教育機関での在籍期間に関する出願条件などは存在しません。以下の2つの条件のみ満たすことができれば、出願が認められます。

(1) 国内外を問わず、高校を2012年3月31日までに卒業していること
(2) 各学部の指定する英語運用能力検定試験で、一定のスコアや級以上を取得していること


2つの条件のうち、(2)については、どちらの学部もTOEFLやTOEIC、IELTS、英検などを指定していることや、下限となるスコアや級が共通しています。具体的なスコアや級については、以下にリンクを張る出願要項の1ページ目に掲載されています。また、これは大学入試全般に言えることですが、TOEFLではITP、TOEICではIP、IELTSではジェネラル・トレーニング・モジュールのスコアがあっても、大学に提出できるスコアとはみなされないことに注意してください。

【中央大学英語運用能力特別試験要項】
https://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/law/pdf/b01_06_02-03.pdf?200512050000

合格者の選考は、法学部が国語試験(現代文と小論文)と英語試験、面接試験で行われ、商学部では国語試験(現代文と小論文)、面接試験が実施されます。どちらの学部の試験も海外帰国生等特別試験と同じ内容になりますが、商学部では前回も述べた通り、提出した英語運用能力検定試験のスコアや国語試験の出来によって合格可能性が変わってきます。提出するスコアが高くない人は、小論文試験対策に注力してください。

この入試の出願期間は9月5日から9日までとなります。TOEFLのスコアを提出する場合にのみ、スコアレポートを直送しなければならないことや、法学部や商学部、文学部で実施されるその他の帰国生を対象とした特別入試とは併願できないことを、出願要項で確認しておきましょう。

それでは、次回は、商学部のみで実施されるドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験についてお知らせします。なお、今回の内容についてご質問などありましたら、下記のフォームよりご連絡ください。

【教育相談フォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/consultation/form.html



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