帰国生大学受験セミナー通信vol.23 ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol.48―

(2012年11月16日 18:55)

こんにちは。SOLの余語です。
日本の大学を来年度以降に受験しようと考えている人の中には、この時期から一つ一つの大学の授業の進め方や学習環境が自分に合ったものかどうかということを調べ始める人もいると思います。最近は各大学が公式のHPを作成し、受験生に向けたコンテンツを充実させているところもありますので、そこで与えられる情報を収集して受験予定の大学を絞り込むことも可能であるように見えます。


しかし、その内容を実際に読んでみると、「国際性のある環境」や「少人数教育」といった受験生の注意を引きそうなキーワードが掲載されているケースや、受講できる授業の名前のみが羅列してある場合が多く、それを細かく読み込んでも大学によって受けられる教育にどのような違いがあるかよく分からないということがあります。また、これまでにSOLの教室に通った生徒の話を聞く限り、大学の中にはHPで説明されている事柄と実際に行なわれている教育の間に食い違いがあるところもあり、上のような形で自分が受験する大学を決めるというのは難しいと感じる人は少なくありません。


このような問題を克服するための方法として、大手予備校が発行している資料集を参考にしたり、大学の実態について特集している経済誌に当たったりすることが考えられますし、SOLの教室でもこれらの文献を多く集めるようにしています。僕らもその内容にできるだけ目を通すようにしていますが、前者は入試の出願資格を得るための条件や筆記試験対策などに重点を置いたものになっていますし、後者は各大学の卒業生がどのような企業に就職しているのか、就職支援のためのシステムはどれだけ充実しているのかが中心的な内容であり、受験生が知りたい事柄に直接的には答えていないもののように思えます。


受験生にとって大学で行なわれている教育の実態が分かりづらいものになっている現状において、頼りになるのは自分の関心のある大学に通っている人の声だけということになりそうですが、市販の資料集でSOLの生徒の評判がよかったものもいくつかあります。そのうちの一つが中央公論新社によって毎年発行されている「大学の実力」です。これも具体的にそれぞれの大学でどのような方針の下に授業が組まれているかといった情報を取り扱っているものではありませんが、退学者の学生全体に占める比率が「1年以内」、「4年以内」という形で表示されていたり(これらの数値が表しているものも詳しく説明されています)、各大学が学生の学習がスムーズに進むようにどのようなサポートを行っているかという情報が掲載されたりしています。以下にAmazonへのリンクを貼っておきますので、関心のある人は参考にしてもらえればと思います。


○「大学の実力」(中央公論新社)


それでは、今回の内容に関してご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/



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