帰国生大学受験セミナー通信vol.2 ―SOL帰国生大学受験セミナーについてvol.25―

(2012年7月10日 18:35)

こんにちは。SOLの余語です。
帰国生大学受験セミナーの集団授業が始まり3週目に入りました。この間、段々と受講生が増えてきており、教室の中も一段と賑やかになりつつありますし、我々教師陣が授業後に質問や進路に関する相談に対応することで一日が終わってしまうという日もあるようになりました。生徒の中には、自分の現在の学力を把握し、黙々と自習時間などで個人別の課題をこなしている人もいます。


SOLでは、帰国生入試の受験準備を行う際のスタート地点を把握するためのテストなどを用意していますが、その中の一つに英語の語彙サイズテストがあります。これは、英語学習法の研究の分野において、中心的な研究対象が文法の理解から語彙の習得に移って来た中で生み出されたもので、英語圏で最もよく使われる7000語のうちの何語の意味を正確に理解できているかを判定するものです(テスト自体は30分くらいで終わる簡単なものですが、今まで受けた人を考えると、その結果とTOEFL iBTのスコアの間には連関が見られます)。このテストの結果を集計すると、一般的な日本の高校生は4000語程度の語彙力があるようですが、難関大学の帰国生入試やTOEFL iBTでよい結果を収めるためには10000語以上の語彙サイズがあることが望ましいとされています。


帰国生の中には、このテストで満点に近いスコアを取る人もいますが、理解できる英語の語彙数を増やすための学習をする機会がなかったり、自分の生活体験の蓄積の中で出会った単語や表現の意味を推測するという形で語彙の学習を行ってきたことで、それらの意味だと自分が考えてきたものと辞書などに掲載されている正式な意味や用法との間にズレができてしまったりするために、帰国生入試の英語試験に対応するのに必要な語彙数が習得できていないことを示す結果に終わるというケースも珍しくありません。このように、習得している語彙量には個人によって大きな差があるので、集団授業では生徒全員が必要としているものに限定して取り上げることにして、後は自習時間における個人別課題として学習を進める形を採っています。


その際、使用する教材は個々人がテストを受けた時点で有している能力別に異なるものを指定していますし(例えば、日本の一般的な高校生と同等の語彙サイズしかない人にはZ会の速読英単語の必修編から始めることを勧めていますし、基礎的な語彙力が身に付いている場合には、専門的な単語を習得目標とするTOEFL iBT用の教材を指定することがあります)、その進め方に関しても、学習法の研究において効果があるとされている方法の中から、生徒の希望や適性などを踏まえながら決めるのが通常です。語彙学習は多くの人が面倒なものと捉えていますし、ある日に学習したものを次の日に活用できる保証がないという点で我慢強さが求められるものですので、スタート地点を明確にし、その後の学習の進め方までフォローする形でサポートをすることが、学習を実り多いものにするために必要不可欠であると考えています。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


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