2013年度4月入学者を対象とした入試の出願条件などについてvol.21 ―帰国生大学入試についてvol.114―

(2012年9月18日 17:25)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、早稲田大学の政治経済学部で実施される「AO方式による総合選抜入試」の出願条件や筆記試験の内容などについてお知らせしました。早稲田大学では、この学部の他に国際教養学部が入学時期や出願資格などが異なる1年に3回のAO入試を通じて帰国生を受け入れていますが、今回は2013年4月入学者を対象とした国外選考の概要を取り上げたいと思います。


この入試制度では、以下の3つの条件のうち1つを満たした場合に出願資格が認められます。


・外国の教育制度を採用する海外の教育機関(日本国内にある、その教育制度を定めた国に正規の教育機関と認定されているものも、これに含まれます)において、通常の12年の学校教育を2013年3月31日までに修了している(もしくは、修了見込みである)こと


・日本の文部科学大臣の指定する日本国内のインターナショナルスクールを2013年3月31日までに修了していること


・2013年3月31日までに、日本の文部科学大臣の指定する教育機関において、IBやバカロレア、アビトゥアを取得していること



この入試制度では、学校での成績やSAT、IBなどといった大学入学資格取得のための統一試験の成績、そしてTOEFLやTOEICといった英語運用能力を証明するテストで取得したスコアや級が合否の判定に用いられますが、これらについては海外の教育機関に在籍した期間の長さや学習経歴によって合格するために必要な水準が変化します(海外での滞在期間が短い場合には、SATやIBなどの統一試験の受験は必須ではありません)。また、他に提出が求められている書類の中では、「この3ヶ月の間に報道された大きな出来事を一つ選び、それに対する自分の考えを述べなさい」というトピックについて600語以内で書く英語エッセイが重要になります。社会に対する影響や学問的意義の大きなものをテーマとして選び、文章の内容も充実したものにすることが必要です。


書類審査の結果がUnconditional Offerであった場合にはその段階で合格、Failならば不合格ということになりますが、Conditional Offerという判定を受けたケースでは更に筆記試験や面接試験を受験することが求められます。この2つの試験のうち、筆記試験は英語の長文を読解した上でエッセイを書くという出題形式を採る年が大半です。この長文で使われる単語や表現の難度はTOEFL程度のものですが、TOEFLのReading Sectionで出題されるものより文量が多いので、新聞のeditorial欄に掲載されている文章をできるだけ多く読み、それについてのエッセイを書くという形で受験準備を進めるのが適当でしょう。


出願手続きはオンライン登録と必要な書類の郵送の2段階で構成されます。これら2つの手続き期間は8月20日から9月19日までで同じですが、オンライン登録は9月19日の正午までであることに注意が必要です。また、この入試制度は、日本の大学の帰国生入試やAO入試の中でも提出しなければならない書類の数が最も多いものの一つですので、受験を考えている人は早めに準備を始めるようにしてください(記事の掲載日が手続き期間の終了の前日になってしまい、申し訳ありません)。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。


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