明治学院大学国際学部国際学科の自己推薦AO入試について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.221―

(2013年11月5日 19:55)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、帰国生を対象とした特別入試を実施している首都圏の女子大学の一つの例として、この時期に出願手続き期間が設定されているお茶の水女子大学を取り上げました。この大学の文教育学部では、各学科で取り扱われている学問に関連した文章が小論文試験で出題されますので(3年分の過去問が大学のHPで閲覧できます)、新書などを多く読むことでそのトピックとなることが多いものについての理解を深めておきましょう。


さて、ここまで首都圏の有名私立大学を中心に、様々な大学の帰国生入試やAO入試の概要をお知らせしてきましたが、そこで紹介していなかったところの中にSOLのOBOGの間で評判のよい大学があります。明治学院大学の国際学部国際学科がその一つで、作家の高橋源一郎氏や政治学者の原武史氏といった人々が意欲的な教育プログラムを作り上げているようですし、学びに積極的な人にしっかりと応えてくれる学科であると聞いています。ここでは、自己推薦AO入試において帰国生の受け入れを行なっており、出願資格を認定されるためには、「通常の12年の学校教育課程を2014年3月までに修了している(もしくは、修了見込みである)こと」の他に、例えば以下に示すような外国の教育制度を採用する海外の教育機関での在籍期間や外国語運用能力試験に関する条件のいずれか一つを満たさなければなりません。


(1)海外の教育機関に2学年以上継続して在籍したこと
(2)大学指定の外国語運用能力試験において、以下に示すようなスコアや級以上の成績を修めていること
  ・TOEFL iBT 45点(PBT 450点)
  ・TOEIC 500点
・英検2級



なお、(2)について、英語以外の外国語運用能力試験を受験している場合、その成績証明書を提出することができれば出願資格が認められる可能性があります。また、TOEFL iBTで61点、TOEICで700点以上のスコアを取得している受験者は筆記試験の英語試験が免除されます。


合否の判定は、第一次選考(書類審査)と第二次選考(筆記試験、面接試験)の2つの段階を通じて行なわれます。筆記試験は小論文試験や英語試験で構成されており、前者は学者などの書いた文章の読解力が試される問題が出題されます。このため、対策としては学問的なトピックが扱われている新書を読むことが考えられるでしょう。


この入試の今年度の出願手続き期間は10月3日から9日までとなっていました。例年、同じ時期に設定されていますので、来年度以降に受験を考えている人は9月の終わりを目途に必要な書類を集めるようにしてください。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームやこちらよりご連絡ください。
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