京都大学経済学部の外国学校出身者のための選考について(2013年度版)―帰国生大学入試についてvol.226―

(2014年1月6日 11:20)

こんにちは。SOLの余語です。
「帰国生大学入試について」のvol. 224では、首都圏の国立大学の帰国生を対象とした特別入試で1~2月の時期に実施される宇都宮大学国際学部の帰国生入試の概要をお知らせしました。この入試における筆記試験は小論文試験のみとなりますが、国際学部らしいトピック(異文化理解やコミュニケーション、日本社会で外国人が直面する問題など)が出題されますので、このようなものを主題とする新書などを読んで、理解できる概念や語彙を増やすように努めてください。


さて、このブログでは9月の中旬に京都大学法学部が実施する外国学校出身者のための選考の概要をお知らせしました。この大学の経済学部にも同様の入試制度があり、その出願資格の認定を受けるためには、「日本国籍、もしくは永住権などを有していること」の他に、外国の教育制度を採用する海外の教育機関における在籍期間などに関する以下の2つの条件のうち、いずれか1つを2012年4月1日から2013年3月31日までの間に満たしている必要があります。


・外国の教育制度を採用する海外の教育機関に最終学年を含め2学年以上継続して在籍し、卒業している(もしくは、卒業見込みである)こと
・外国の教育制度を採用する海外の中学校・高校に、高校での在籍期間が2学年以上ある形で、3学年以上継続して在籍し、その後日本の高校の第3学年に編入して卒業している(もしくは、卒業見込みであること)


2つ目の条件に関しては、日本の高校に編入した人の帰国生入試での受験を認める、その他の国立大学と同様に、日本の高校での在籍期間は1学年以内でなければならないことに注意してください。


合否の判定は、第一次選考(書類審査)と第二次選考(小論文試験、面接試験)の2つの段階を通じて行なわれます。このうち、小論文試験については、過去問がこちらから入手できますので、受験を考えている人に参照してもらえればと思いますが、経済学の研究対象となる事件や社会的な現象、概念などが詳しい説明もなく問題文の内容となっている場合があり、それが理解できていないと小論文として何を書けばいいのか分からないということもあります。このような傾向を踏まえると、例えば猪木武徳氏の『戦後世界経済史―自由と平等の視点から―』(中公新書)のような本を読むことを対策の一つとすべきでしょう(以下にAmazonのページへのリンクを貼っておきます)。


猪木武徳『戦後世界経済史―自由と平等の視点から―』(中公新書)


この入試の出願手続き期間は1月6日から9日までとなります。書類審査でも不合格者が出ますので、必要な書類を提出期限までにしっかりと揃えるようにしてください。


それでは、今回の内容に関して、ご質問などがありましたら、以下のフォームやこちらよりご連絡ください。
【お問い合わせフォーム】
http://www.schoolofliteracy.com/contact/


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