SOLお勧めの電子辞書について(2016年3月版)vol. 9 ―英語学習の勧めvol.154―

(2016年5月27日 17:25)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、英語の学習で使用する電子辞書に関して、活用すべき機能について簡単に紹介した上で、電子辞書を製作する各メーカーの製品によってこれらの機能の使い勝手に大きな違いがあるため、その点にも注意して自分が購入するものを選択すべきということを述べました。電子辞書に付いている機能の使い勝手が悪いと必要な情報を引き出すのに余計な手間がかかり、学習に対して「面倒くさい」というイメージがついてしまう可能性があるので、これも電子辞書を購入する際の重要な検討事項の一つだと僕は考えています。

さて、前回までの記事で説明した条件を満たす(ほとんど唯一の)ものとして、ここ数年僕らが生徒に推薦してきたのはセイコーインスツルのSR-G7001Mという電子辞書でした。この電子辞書はコンテンツの面でも機能の面でも、英語学習のための電子辞書に望まれる条件を全て満たしており、前回の記事では詳しくふれなかった「ジャンプ」という機能についても、辞書で引いた例文の中に意味が理解できない単語がある場合に、その例文を表示したまま様々な辞書を一括で検索することも可能です(他のメーカーのものだと全く別の画面に飛んでしまい、元の画面に戻るために一手間かかるものがあります)。他の電子辞書に比較してサイズも小さいですし(名刺ぐらいの大きさです)、値段もリーズナブルであったため、購入した生徒からも好評を博していました(以前の記事にあった、SOLの生徒が同じ高校の友人に持って行かれそうになったのはこの電子辞書です)。

セイコーインスツルという企業は他にも優れた電子辞書を製作してきたことで高く評価されており、僕も生徒に勧めているものより収録されているコンテンツや例文が多いこのメーカーの製品を使用していますが、残念なことに昨年の3月に電子辞書市場から撤退してしまいました(この際、Amazonなどでこのメーカーの電子辞書を何台も購入した翻訳者もいるようです)。セイコーインスツルの撤退は、電子辞書部門から予定していたほど利益が上がらなかったことが直接的な原因のようで、その背景には、電化製品は質が悪くても価格が安いものの方がよいというのが社会一般の考えだと推測した大規模量販店が特定のメーカーから特定の製品を大量に仕入れることで1台あたりの仕入れ値を引き下げてもらうという行動に出て、それにセイコーインスツルという職人気質のメーカーが応じなかったということがあったと思われます(つい最近も、名前をよく耳にする有名な量販店の経営者が上のような行動の学問的な呼称である「規模の経済」を活用して利益を増大させたいと言っていました)。このようなことは現代資本主義社会でよく見られるものの、それが重要な学習用具である電子辞書の市場にまで波及してきたことは大変残念なことです。

ただし、今であればSOLでお勧めしている電子辞書も中古品としてヤフーオークションやAmazonなどで入手が可能なようです。僕が使っているものや、その後に出た製品は10万円という信じられない価格で取引きされているようですが(それだけこのメーカーの電子辞書が英語の学習をしていたり、仕事で英語を使っていたりする人の間で高い評価を受けていることの表れだと思います)、今回紹介したものであれば2万円から2万5千円の間で購入できると聞いています。実際に、今年に入ってからもこの辞書を中古品で購入していた生徒が3人おり、その人たちに送られてきたものを見せてもらったところ、ちゃんとした業者を通じてのものであれば、故障などのトラブルもないようです。機会があれば、上に挙げたHPで製品名を入力し検索してみてください。

それでは、次回は現在、電器店で購入可能なもので英語学習に使用しても問題がないと考えられる(どうしても否定的な表現になってしまいますね…)ものをお知らせします。今回の内容についてご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】
http://www.schoolofliteracy.com/contact/

トップへ戻る