SOLお勧めの電子辞書について(2016年3月版)vol. 7 ―英語学習の勧めvol.152―

(2016年5月9日 12:30)

こんにちは。SOLの余語です。
前回は、英語学習に使用する電子辞書に関して、コンテンツの数を売り物としているようなものはあまり望ましくないということを述べました。電子辞書の「複数の辞書から情報を引き出し、単語や表現の意味や用法の理解を深めることが可能になる」という特徴を活用するためには「一括検索」や「複数辞書検索」と呼ばれる機能を使うべきですが、コンテンツの数があまりに多いと画面に表示されるものが増えてしまい、必要な情報を引き出すのに手間がかかるということがあるからです。

さて、電子辞書を購入する際にAmazonなどのインターネット通販サイトを使う人もいると思いますが、高価なものなので電器店に行って使い心地などを直接確認してから買いたいという人も多いようです。その際に注意が必要なのは、電器店で電子辞書売り場を担当している店員が必ずしも自分が売っている物に関して詳しい人ばかりであるとは限らないということです。

例えば、これまでの生徒からよく聞いたのは、電子辞書を買いに行った時に店員から自分の学年を訊かれて「高校生」と答えたところ、電子辞書を製造する各メーカーが出している「高校生モデル」を勧められ、それを購入してしまったという話です。このモデルは日本の高校生が学校の授業や大学受験に向けた準備などで必要になる古語辞典や歴史用語辞典などが入っている一方で、英語については「ジーニアス英和辞典」(「大辞典」ではない、収録されている単語や表現、例文が少ないものです)の他に、和英辞典や英英辞典が2、3入っているだけで、海外の高校で学ぶのには頼りがいのないコンテンツで構成されています。

電器店の店員の中には、一つ一つの電子辞書の性能やコンテンツに関して詳細な知識を持っていて、購入者が電子辞書をどのように使おうとしているのか、学習環境はどのようなものであるかといったことを踏まえて適切なアドバイスをしてくれる人もいます。しかし、郊外に大規模店舗を数多く出している電器店などではそのような人を十分に確保することは難しいようで、実際に僕もそのような店舗に行った際に、次回の記事で取り上げる僕らが最もよいと考える電子辞書を出しているメーカーはこの世界に存在しないと言われたことがあります(次回の記事以降でふれることがあると思いますが、そのメーカーは現在、電子辞書業界から撤退してしまいました。しかし、ここで述べた体験はそれより以前に起こったことです)。

電器店に行った時には、自分の担当している製品について詳しい知識を持っていない店員に捕まらないようにしましょう。そのためには、電子辞書のコンテンツなどに関して、こちらから逆にいろいろと質問できるようにしておくのがいいかもしれません。

それでは、今回の内容について、ご質問などがありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。

【お問い合わせフォーム】
http://www.schoolofliteracy.com/contact/

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