TOEFL iBTやIELTSを受験するための学習の進め方について(22) ―英語学習の勧めvol. 191―

(2022年6月3日 19:15)

こんにちは。SOLの余語です。
前回の記事では、TOEFL iBTやIELTSのReadingで出題されるような文章を正確に読むために必要なものの一つとして、そこで扱われているトピックに関する知識が身に付いていることを取り上げました。日本語で書かれた文章でもそこで扱われているものに対して馴染みがない時には内容を誤った形で受け取ることがありますが、文構造などに関するルールが大きく異なる英語の文章に接する際にはその可能性が大きく増してしまうのは不思議なことではないと思います。

実際に、IELTSを何回も受験している中でReadingのスコアがなかなか安定しない(例えば、スコアが伸びてきたと思った直後の試験で期待した通りの成績が取れない)という問題に直面する人は少なくありませんが、そのような状況が生じた理由の一つとして「スコアが取れなかった時に出題された文章が何に関するものだかよく理解できなかった」ということを挙げる人がいます。このテストで取り上げられる文章のトピックは非常に広い範囲に渡るだけでなく、一つ一つの学問が何を研究対象にし、その真相にどのような手法で迫っていくのかということに対する理解や、政治や経済といった分野で実際に採用されている制度に関する知識があることが前提になっているものが見られることを考えると、上で述べたような理由でよいスコアが取れないことがあり得るように思えます。

また、TOEFL iBTのReadingでは通常、そこまで高い水準の知識が必要とされるものは出題されることはありませんが、「小学6年生くらいの人が読む百科事典」程度のものだった以前に比べると文章の難度が上がっていますし、トピックが多岐に渡るという点ではIELTSとあまり変わりがありません。その結果、ある時点ではReadingのスコアが25まで伸びたのに次の試験では15くらいまで落ちてしまうということがこれまでの生徒が受験した時にも起こりました。このような事例を踏まえると、これらのテストのReading対策としてそこで取り上げられるようなトピックに関する知識を身に付けておくことは重要なことだと言えそうです。

そのような認識に立っているのか、TOEFL iBTやIELTSで見られるような語彙を蓄積することを目的とした教材には、政治や経済、歴史、科学といった分野の基礎的な知識に関する解説を掲載しているものがあります(例えば、Z会が発行している「テーマ別英単語Academic」はそのような解説が充実しています)。このような教材を使用するのは一つの手だとは思いますが、それで全てのものがカバーできる訳ではありませんので、問題演習で使用したものが取り上げているトピックで自分がよく知らないものがあったら、電子辞書の中に搭載されている百科事典でそれについて調べたり、学習のサポートをしてくれる人に確認したりする形で必要な知識を身に付けていくのがよいでしょう。

それでは、TOEFL iBTやIELTS、TOEICなどの英語運用能力試験の対策についてご質問などがある場合には、以下のフォームからご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comにメールをお送りいただければと思います。よろしくお願いいたします。

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