中央大学商学部の英語運用能力特別入試などについて ―帰国生大学入試についてvol. 351―

(2023年1月6日 19:00)

こんにちは。SOLの余語です。
2022年12月16日の記事では、中央大学経済学部が実施している海外帰国生等特別入試や英語運用能力特別入試、ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語運用能力特別入試の概要を紹介しました。この学部はこれらの入試を一体のものとして運営していますが、小論文試験の出来と外国語運用能力試験(海外帰国生等特別入試では学部が作成する外国語試験)の成績をバランスよく見るもので、例えば英語運用能力特別入試を受験する場合に、小論文試験の準備が十分にできていれば、TOEFL iBTで70台後半、IELTSで6.0から合格可能性が出て来ます。

さて、この大学の商学部は会計士や税理士といった資格を取るためのプログラムなどが充実しているだけでなく、企業経営に関する様々な問題について学ぶことができる学科が専門とする領域によって4つ設けられており、実学が重視される世の中の流れもあって多く受験生を集めている学部の1つです。経済学部と同様に、英語運用能力試験の成績を提出することで出願資格が与えられる入試(英語運用能力特別入試)だけでなく、学部が指定するドイツ語やフランス語、中国語、スペイン語の運用能力試験の成績を用いる形で受験ができるもの(ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語運用能力特別入試)があるといった点で、海外の教育制度を採用する高校に在籍した経験のある人が受験することの多い学部でもあります。

英語運用能力特別入試では、合否がTOEFL iBTやIELTSといった学部が指定する英語運用能力試験の成績と小論文試験の出来で判断されます。経済学部の同じ名称の入試と同様に、この2つの要素がバランスのよい形で材料とされているので、小論文試験の出来がよいものであれば(経済学や経営学に関連したトピックを扱った文章だけでなく、人文科学系の学問に関する理解が求められるものが出題されることもあるので、できる幅広い形で対策を行うべきです)、TOEFL iBTであれば70台後半、IELTSであれば6.0から合格可能性が見えて来ます。

一方、ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語運用能力特別入試では、学部が指定する外国語運用能力試験の成績を提出し、小論文試験を受けることが求められるだけでなく、学部が作成したドイツ語やフランス語、中国語、スペイン語の試験にも対応しなければなりません。こちらの入試でも小論文試験の出来がよいことが合格するための前提条件となりますが、例年合格者の数がその他の入試に比べると絞り込まれていることや、以前の記事で紹介したように、例えば中国語試験では中国語のネイティブから見ても難度が高いと思われる問題が出題されるため、外国語試験で高い成績を取れるようにしっかりと準備を行っておくことが必要になるでしょう。

これらの入試の出願手続き期間は9月中旬から下旬にかけての時期になります(今年度は9月15日~9月22日でした)。新型コロナウィルスの感染拡大などによって外国語の検定の実施が延期になった場合には、それに伴う変更がホームページ上の入試要項にすぐに反映されるので、確認を怠らないようにした方がいいと思います。

それでは、日本の大学の帰国生入試やAO入試の受験に関してご質問などがありましたら、以下のフォームからご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comにメールをお送りいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【教育相談フォーム】
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