「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の概要について (4)―SOLからのお知らせvol.287―

(2023年2月8日 19:00)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の1学期以前(2023年1月4日~6月23日)の個別指導において、アメリカの教育制度で大学入学資格を取得するための統一試験であるSATの受験に向けたサポートなども行っていると述べました。帰国生入試やAO入試で海外の教育制度における大学入学資格を取っていることが出願資格を得るための条件になっているものは非常に少ない数しかありませんが、そのスコアがアメリカやカナダの高校に通う人やIBのcertificateだけを持っている人にとって合否を決めるものになる入試があるのは事実ですので、僕らも彼ら/彼女らがSATを受けるのをサポートしています。

さて、ここまで紹介しているコースの名称を「2023年5月・6月卒業生コース」ではなく「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」としている背景には、例年、高校を卒業した翌年に帰国生入試やAO入試を受験する人が複数名いるということがあります。その中で最も多いのがオーストラリアやニュージーランドの高校を卒業した人で、2021年度には2名、2022年度は3名の生徒がおり、長い人だと2年間SOLで授業を受けていました(海外にいる間はオンラインでの個別指導、日本に帰国してから6月後半までは対面での個別指導、そしてそこから受験終了まではグループ指導を受講するという形で学習を進めていきました)。来年度受験する人もすでに1名教室に通って来ています。

彼ら/彼女らがこのような方向性で大学受験に臨むのには、以前の記事でも述べたように、オーストラリアやニュージーランドの高校に通う人が帰国生入試やAO入試を受ける際に不利な立場に置かれることが多いからです。首都圏の有名私立大学はこれらの入試を例年9月から11月にかけて実施しますが、ニュージーランドの教育制度において高校卒業に必要な単位を全て7月もしくは8月までに取得してしまう人以外は、高校の授業を受けたりそこで出された課題に取り組んだりしながら受験に向けた準備をすることになります。IELTSのような英語運用能力試験のスコアが目標としている大学や学部・学科で求められている水準を早い段階で超えている場合には、小論文試験の対策に専念できますが、全ての人がそのような形で学習を進められる訳ではありません。

また、最近、新型コロナウィルスの感染拡大に対応する形で、小論文を事前に提出しオンラインで面接試験を行う大学が見られるようになりました。しかし、そのようなところは非常に限定的であり、高校が採用するカリキュラムにおける最終試験を受けるために11月まで日本に一時帰国するのが難しいといった状況にある人は受験できる帰国生入試やAO入試を十分に揃えることが難しくなります。日本の大学は帰国生と言えば北半球の国に行っている人と想定しているようなのですが、そこでのカリキュラムと南半球の国のものの違いによって満足できる結果を残すことができないことが大学受験を高校卒業の翌年にする人が一定数いることの理由になります。

そして、実際に6月までにIELTSなどのスコアを高め、そこから小論文試験に向けた準備に専念することで、前年に受けていた場合に予想された結果を上回ることができたケースがほとんどであることも事実です。2023年度も「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」でこのような人のサポートができればと考えています。

なお、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の日程や授業料などについては以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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