「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の概要について (15)―SOLからのお知らせvol.301―

(2023年4月28日 19:00)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
前回は、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の1学期(6月26日~9月1日)から始まるグループ指導において、授業が終わった後の自習時間に志望理由書を中心とした帰国生入試やAO入試の出願手続きで提出する書類を生徒が作成しているという話をしました。これらの書類が合否の判定に大きな影響を与える入試は限られていますが、面接試験がうまくいくかに強い不安を感じている人は少なくないので、受験する全てのものについて教師とそれらの内容について相談したり、文章の添削を何度でも受けたりできるようにしています。

さて、帰国生入試やAO入試でどの大学や学部・学科を受験するのかについて、保護者や周りの大人から早く決めるように促されているものの、6月後半の受験準備を本格的に始める段階になってもなかなか明確な方針を打ち出せないと言う人が多くいます。以前の記事でも説明しましたが、これらの入試は実施している学部・学科が様々な形で受験生がそこで学ぶのに必要なものを持っているかを試すものです。そのようなことを踏まえると、一つひとつの学問領域での考察の対象やそれを深める際の観点または方法などに関して具体的な理解がなければ、自分がどの入試を受けるのかについて決断を下すのを難しいと感じるのは当然のことだと思われます(大学が発行しているパンフレットは、最近、各学部・学科に関して説明をするページが少なくなっていく傾向がありますので、それが選択のプロセスにおいてどれだけの役割を果たせるのかにも疑問が残ります)。

また、大学の就職状況に関する資料を見ると一概にそのような考え方が正しいと言えないのではないかと思われますが、大学でどの学部・学科に入るかによってその後のキャリアのあり方が決まるという話をよく耳にします。これも受験生が進路選択について慎重な姿勢を取ることにつながる一つの要因であり、SOLの帰国生大学受験セミナーでは、生徒の7割くらいが6月後半の時点ではどのような方向性で受験を進めていくかについて明確な考えを持っていないというのが通常です。

僕らは、学部・学科によって試験の特徴が大きく異なる上智大学を受験する場合には7月中旬までに何を学びたいかを決めるべきという話をしていますが、そうでないのであれば首都圏の有名私立大学の多くで出願手続き期間が始まる8月中旬まで時間をかけて検討してもよいのではと考えています。そして、その過程においては、小論文試験の対策を行う授業で様々な分野の文章に接してもらうだけでなく、生徒から興味を持てそうな分野があるという話があれば、実際にその研究を行っている人が書いた本を数冊読んでもらい、それを取り扱う学部・学科を選択していいのかを確かめる機会を提供しています。その後、TOEFL iBTやIELTSといった英語運用能力に関する条件や生徒の学習状況などを踏まえて、どのような入試を受験することができ、どのような取り組みをすれば合格可能性を上げることができるかを説明するのがこの問題に関する僕らのサポートになりますが、これも授業後の自習時間に行うのが通常です。

なお、「既卒生/2023年5月・6月卒業生コース」の日程や授業料などについては以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course1/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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