2024年9月以降に大学入学を予定している人を対象にした夏期の授業について (1) ―SOLからのお知らせvol.307―

(2023年6月8日 20:15)

こんにちは。SOLからのお知らせです。
ここまで2024年4月入学者を対象にした帰国生入試やAO入試に向けた準備のための3つのコースの概要をお知らせしてきましたが、SOLの帰国生大学受験セミナーにはそれ以降の9月、もしくは4月に日本の大学に入学することを検討している人の学習をサポートするコース(「大学受験準備コース」)もあります。

このコースでは6月20日から8月25日まで少人数でのグループ指導を行います。その内容はTOEFL iBTやIELTSのReading対策で、受講生にはIELTSと同じ形式のpassageの問題を3つ宿題として解いた上で、4回の授業(月曜日から木曜日の13時30分~14時50分)でその解説を受け(自分なりに確認したいことがあればもちろんそれにも対応します)、その後、それぞれの問題についてこちらで作成した確認テストに取り組むという形で学習を進めてもらう予定です。

帰国生入試やAO入試を実際に受験するまで短いケースでも1年以上ある時期からこのような学習の機会を持つことが望ましいと僕らが考えているのには、これらのテストの成績が帰国生入試やAO入試で大きな役割を果たすこと、受験に向けた準備をスムーズに進めるにはなるべく早い段階で目標としているスコアに到達することが望ましいことがありますが、それに加えて、自分なりの学習の進め方ではなかなかスコアが上がらないと感じている人が少なくないのもその理由の1つです。

特にReadingに関しては、英語で書かれた(初歩的なものではありますが)学問的な文章を問題に正確に答えられるような形で読み解くためには、海外で日常生活を送るのに必要なものより意味が分かる単語や表現をはるかに高い水準まで蓄積しなければなりませんし、語数が多く構造が複雑な文(日本社会でよく取り上げられるような英語教育についての発言をする人たちが考えているよりも頻繁に目にします)の一つひとつの要素を正しく整理することを可能にする文法への理解を深める必要があります。

しかし、カナダやアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった英語圏の国に高校から留学した人が日々の生活で周りの人とコミュニケーションを取ったり、高校の授業に参加したりすることを通じてこれらの条件を満たすことは難しいことです(留学する前に英語の学習の面での準備を十分に行っていない場合には乗り越えなければならない「壁」がより高いものになります)。また、海外に滞在した期間が長い人でも、英語を使用してきた体験の中で単語や表現の意味、もしくは文を作る際の様々なルールについて誤った認識が定着してしまったり、自分が理解できる単語を抜き出してそれらから文の内容を推測するというような悪い癖が持ってしまったりするような場合には、その問題を克服するのに長い時間がかかることがあります。

これらのケースでは、TOEFL iBTやIELTSのReadingに対応した学習を早目にスタートすることが必要になりますが、そこで得られるインプットは英語運用能力を支えるその他の3つの技能を伸ばすのにも大きな役割を果たします。英語圏の国での生活で思うような成果が出せていないと考えている人には6月からの少人数グループ指導の受講を検討してもらえればと思います。

なお、2024年9月以降に大学入学を予定している人を対象にした夏期の授業の日程や授業料などについては以下のページも参照してください。
https://www.schoolofliteracy.com/seminar/course4/index.html#c01

それでは、帰国生大学受験セミナーの授業の日程や内容、授業料についてご質問などがある方は以下のフォームよりご連絡いただくか、info@schoolofliteracy.comまでメールにてお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。

【お問い合わせフォーム】
https://www.schoolofliteracy.com/contact/

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